「セクスィーです・・・」 Aぇ! group佐野晶哉 共演俳優をべた褒め
ABCテレビ・テレビ朝日系列にて放送中の連続ドラマ「離婚後夜」に出演中の佐野晶哉(Aぇ! group)、久保田紗友、長谷川慎(THE RAMPAGE)3人へのインタビュー後編。ヒロインの香帆をめぐる三角関係を描くこのラブストーリーで初共演となった3人に、共演して知ったお互いの素敵ポイントを聞きました。「自己肯定感が上がったエピソード」は、ぜひみなさんご参考に!
ーー前編で佐野さんが「褒めあっちゃいましたね」という台詞が大好きだとおっしゃっていたことに便乗しまして、お互いを褒め合っていただきたいです!
久保田 え!?
佐野 恥ず!
長谷川 たくさん(褒めるところが)ありますよ。
佐野 いっぱいください!
長谷川 佐野くんは笑顔が素敵でしょ。あと、気が利く。自分の撮影が先に終わって帰ったと思ったら、差し入れのアイスを買って現場に戻って来てくれたんです。現場で会った回数が少ないにも関わらず。そういう「いい子だな」という印象をしっかりと受けています。最近知ったのが、僕の4つ年下なんですよね。2個下くらいかなと思ってたら、4つ下で。「しっかりしてるなー」とびっくりしました。
久保田 (頷きながら)しっかりしてる。
長谷川 久保田さんは健康オタク。(笑)話がめっちゃ合う。あれも一緒だし。
久保田 MBTI(16タイプに分かれる性格診断テスト)。(笑)
長谷川 それ。2人とも「主人公」なんです。
佐野 (うらやましそうに)仲いいですね……。
長谷川 他にも共通点がいろいろあって。麺が好きなところとか。マイメン(マイメンバーの略で仲間・親友などを表す)です。
久保田 マイメンです。(笑)
佐野 (拗ね気味に)2人ともチャラいって!
長谷川 久保田さんはめちゃくちゃ真面目だなと思いました。台本に書き込みしている姿を見て「すげえな……」と。
佐野 わかります。クランクインの3週間くらい前に台本読み合わせで初めてお会いしたときに、ペライチの仮台本に内容はわからへんけどいろんなことを結構な長文で書き込んでて。台詞も入ってたし。俺は全然入ってなかったから、「ヤバッ! 俺も頑張らないと!」と気合を入れました。
長谷川 久保田さんは伊織と真也の2人を相手にお芝居をしなきゃいけないから一番大変というか、香帆が軸なんですよね。台詞の量も多いのに、毎シーン考え抜いていてすごい努力家だなと。本当にリスペクトです。
久保田 ありがとうございます……! 香帆は家庭的で完璧なのに自己肯定感が低い女性。一つ間違えると見ている方が共感できなくなってしまうかもしれない紙一重のキャラクターだなと思ったので、バランスに気をつけました。佐野さんと長谷川さんに共通しているのは、すごくピュアなところと、「相手を引き立てたい」という意気込みをすごく感じるところです。
佐野 ほう。
久保田 佐野さんはMBTIで「エンターテイナー」なんですけど、納得できることがたくさんありました。
佐野 何回出てくるんすか、MBTI。(笑)
久保田 ハマりすぎて(笑)。佐野さんは、その場にいるみんなを盛り上げたいんだなという気持ちをすごく感じました。長谷川さんに感じたのは、自分がどう頑張ったら良い相乗効果が生まれるのかを考えているんだろうなという意識。2人ともこちらが投げかけたものに対してすごくピュアに反応してくださったので、お芝居が楽しいなと思える瞬間の連続でした。今回の現場では、台本を読んでいたときはそこまで感じていなかったけれど、実際に現場で演じた時に予想外のことがたくさん起きて、すごく心動くものが多い現場でした。
佐野 第3話で、香帆さんが真也さんに不倫されたことを伊織に吐露するシーンがあって。結構この作品を通して大事なシーンで、香帆さんが「涙を流しながら」と台本に書いてあって、どんなお芝居をするんやろ? と想像してて。助監督が香帆さんの寄り(顔のアップ)のカットを撮るときに、「久保田さんの涙が溜まるの待ちまーす」みたいなことをスタッフさんに伝えたら、久保田さんが「いつでも大丈夫ですよ」ってサラッと言ってて。
久保田 いやいやいやいや怖い怖い怖い怖いやだやだやだやだ!(笑)
長谷川 フフフ。
佐野 本番が始まったらすぐにバーっと泣き出して。俺にカメラを向けたカットで、俺の演技を引き出してくれるお芝居をした次のカットが久保田さんにカメラを向けてのそれやったから、「すっげえこの人!」と。ほんまに衝撃でした。
久保田 恥ずかしい……。嬉しいです。あのシーンはすごく長いシーンで、香帆の台詞量が多いので、張り詰めた緊張感があって。それをみんなで乗り越えたことで、チームの絆が深まったなと感じたという意味でも印象的なシーンです。
佐野 まこっちゃんは……セクスィーです。
長谷川 ずっとそう言ってくれてるけど。(笑)
佐野 なんかズルい。男が憧れる色気のある人。みんなでご飯に行ったとき、高橋大翔(※高ははしご高)(伊織の親友・水瀬役)と「俺らはもうああいう男にはなれへんよな」「ああなりたかったな」って話してました。
長谷川 そんな……!
久保田 アハハ!
佐野 この間まこっちゃんと連絡先を交換したら、一緒に自撮りしたツーショット写真を送ってくれて。「楽しかったねー😀」みたいなメッセージが可愛くて、そのギャップがめっちゃいいなと思いました。
ーーこのドラマは、香帆が自分を肯定できるようになっていく描写も素敵です。みなさんの自己肯定感が上がった話をお聞かせいただけますか?
佐野 この作品を通して「間違ってなかったんやな」と思えたのが、伊織が一番悩んでいるときに、香帆さんの親友の実咲さん(森高愛)がバイト先のカフェにやってきて、背中を押してくれるシーン。その撮影が終わったときに、森高さんに「伊織くんの顔を見ていたら本気で台詞を言えた」って言ってもらえて。ずっと「これでいいんかな?」って考えながら演じていたので、間違ってなかったんやなと、自己肯定感が上がりました。
久保田 長谷川さんは、自己肯定感を上げる方法を持ってそう。
長谷川 僕は普段アーティストをやらせてもらってるんですけど、2〜3ヶ月かけてライブの構成だったり、体作りとか、いろんなものを2時間のライブを見に来てくれる何万人というお客さんにフォーカスして準備をするので、それを見てもらって、評価してもらった瞬間に、自己肯定感が上がってます。半年ぐらいかけて全国を回って、すべての公演をやり終えた時の「やりきったんだな!」という達成感が自信になりますし、「よっしゃ次もやってやろう!」とモチベーションにもなる。あと、日々体を動かすのもいいです。自己肯定感が上がりっぱなしです。
久保田 それはめっちゃわかる。汗を流すとネガティブなことを考えなくなる。
佐野 へえ〜!
長谷川 汗を流すという行為が肯定感につながるから、ずっと体を動かしてます。走ったり筋トレしたり。
久保田 私も運動したりサウナに行ったりします。
長谷川 サウナいいよね。
久保田 ネガティブになりそうだなと思ったら、あれこれ考える前にとりあえず縄跳びします。
長谷川 家で?
久保田 家で。大迷惑。(笑)
佐野 えー! すごっ!
久保田 私自身、結構ものごとをネガティブに考えがちだったんです。でも、キックボクシングやピラティスを始めてからすごくポジティブになりました。
長谷川 めっちゃいい。
佐野 キックボクシングええな。まこっちゃんみたいにライブのために体作りをするっていう考え方がなかったので勉強になりました。
長谷川 (グループの)性格がね、違うかもしれない。(笑)
佐野 でも、準備するべきやなと思いました。俺も体作りします!
(取材・文/須永貴子)
佐野晶哉さん
ヘアメイク/yuka(JOUER) スタイリスト/寒河江健(Emina)
久保田紗友さん
ヘアメイク/岩田美香(モッズ・ヘア) スタイリスト/小林新 (UM)
衣装協力=シャツ、ワンピース(ともにアキコアオキ)、ネックレス(カレワラ )、その他スタイリスト私物
長谷川慎さん
ヘアメイク/Aki (KIND)スタイリスト/吉田ケイスケ
【第3話あらすじ】
深夜の公園へと駆けつけ、ベンチにひとり座っている香帆(久保田紗友)を見つけた伊織(佐野晶哉)。自分を責めながらも10年連れ添った夫と別れることになったと告げる香帆に、「香帆さんのことが好きです」と、伊織はまっすぐに告白する。
全てを自分で抱え込もうとする香帆に対して、伊織は「香帆さんが自分のことを嫌いになりそうなら、俺が好きにさせてみせます」と、一緒に住むことを提案。香帆は「部屋が見つかるまで」と、伊織の厚意を受け入れることに。
翌朝、香帆が自宅へ荷物を取りに戻ると、真也(長谷川慎)はおらず、ベッドの上には女性ものの下着が…。香帆は目をそらすように荷物をまとめると、真也と暮らした日々に別れを告げ自宅を出る。「今までありがとう。私のものが残っていたら捨ててください」。
浮気相手のアカリ(川津明日香)と新たな生活を始めていた真也だが、香帆からのメールを見て苛立ちが募る。
夫婦生活に終止符を打ち、編集担当の川角(円井わん)から短編小説の連載依頼を受け、新たな人生を歩み始めた香帆。伊織の広い自宅で2人の“共同生活”が始まる――。
ドラマ「離婚後夜」は、ABCテレビで毎週日曜深夜0時10分、テレビ朝日では毎週土曜深夜2時30分放送。放送終了後、TVer・FODで見逃し配信。※10/27(日)総選挙投開票日の為、放送時間未定。変更の可能性あり。