「1日ビール1缶までやで」厚労省が国民に飲酒規制? 居酒屋の飲み放題もなくなる?

世の酒好きが悲鳴を上げるような「飲酒ガイドライン」が厚生労働省から発表された! そのガイドラインでは、1日あたりビールロング缶1本で大腸がんの発症リスクを高めるとされている。この発表によって国民からは、「少なすぎる」「そのうち居酒屋の飲み放題コースも規制されるかもな」などといった批判の声が多い。

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厚生労働省が「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表したのは、2月19日。国内初となるこのガイドラインには、生活習慣病、肝疾患、アルコール依存症、高血圧、食道がん、出血性脳卒中、大腸がんのリスクが高まる飲酒量が明記されている。

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大腸がんを例にすると、リスクが高まる純アルコール量は20グラムだ。ビールのロング缶(アルコール5%)だったら1本、日本酒(アルコール15%)だったら1合、酎ハイ(アルコール7%)だったら缶1本である。そのためX(旧Twitter)上では、「えー少なすぎる。。。」「乾杯即終了だわww」「そのうち居酒屋の飲み放題コースも規制されるかもな」「飲酒ガイドライン、タバコの次は酒か~」といった声が寄せられている。

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WHO(世界保健機関)には、酒類の24時間販売・安売り・酒メーカーのCMなどを規制する世界戦略があり、日本の飲酒ガイドライン発表は世界の流れに合わせたものだろう。そんな中、精神科医で臨床心理士の和田秀樹氏は、「欧米人と日本人は飲む量も体質も違う」「本当に大切なのは、飲酒量より飲み方」と物申した。

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和田氏いわく、「お酒にはメリットもある」「お酒で気晴らしや楽しい思いをすると、実は免疫機能が上がる」とのこと。そのうえで、「止めてくれる人がいない・量がどんどん増えやすくなるから」という理由で「1人飲み」を危険視し、「Zoom飲み会でもなんでもいいから、人と飲んで楽しみましょう」とすすめた。ほかにも、「ポイントはアルコール濃度を下げること! おすすめのおつまみは野菜スティックと豆腐」とアドバイスしてくれた。

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なお、飲酒規制について詳しく紹介された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』3月2日放送回は、動画配信サービスTVerで無料配信中。ほかにも同放送回では、裏金問題による国民の政治不信や、日本経済の復活のカギとなり得る「半導体バブル」についても学べる。

番組情報

教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
毎週(土)あさ9:30

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