西城秀樹のポスターが壁を埋め尽くす!? 大阪・アメリカ村の隠れ家食堂に密着! 若者たちを虜にする“おかん”の愛情たっぷりこだわり料理とは?
街のおいしい店に潜入し、店主の人柄からにじみ出る人気の秘密を発見するシリーズ「実録!人情食堂」。今回は大阪・アメリカ村にある“家庭の味”が人気の食堂を取材しました。
大阪・心斎橋、アメリカ村の三角公園から歩いて約1分、細い路地の奥にあるビルの2階にある「おかん食堂」。“おかえり ごはんできてるよ”と書かれたのれんをくぐると、10人ほどで満席になるこぢんまりとした空間が現れます。
壁に目を向けると、アイドル時代の西城秀樹さんのポスターがびっしり! なぜ秀樹だらけなの?という問いに、「秀樹大好きやから!」と笑顔で答えてくれたのは、お客さんたちから「おかん」と親しまれる店主・上野由美子さん(70)。デビュー当時からの大ファンだそうです。
「おかん食堂」の営業時間は午前11時から午後3時まで。メインのおかずにご飯とみそ汁、小鉢が5つもついた定食ランチが評判で、一番人気の「さばの味噌煮定食」をはじめ、「焼き魚定食」、「おかんのからあげ定食」、「日替わり定食」など、気取らない家庭の味のメニューがそろいます。
店を始めたきっかけは、息子さんが経営するシェアハウスで暮らしていた若者たちの「食事」でした。夕食をコンビニやスーパーの弁当ばかりで済ませる食生活を案じ、栄養バランスを考えた手作りの定食を提供することにしたのです。
そんな由美子さんに開業を決断させたのは「コロナ禍」でした。当時、彼女は64歳。感染すれば重症化や命を落とすリスクが高い年代だからこそ、「どうせやったらやりたい事を」と若いころからの夢だった飲食店経営に乗り出しました。
今では由美子さんの「生きがい」となった「おかん食堂」。その魅力をさらに探るべく、お店の1日に密着しました。由美子さんの出勤は朝6時半ごろ。まずは、前日に作っておいた煮物を小鉢に盛り付けていきます。
煮物は「冷ましたら味が染みる」ため、前日に作っておいて冷蔵庫へ。ひじきやきんぴらごぼう、切り干し大根などの素朴な家庭料理が並びます。お客さんが楽しみにしているのは、この「お母さんの味」。「私の料理が上手か下手かは知らんけどね」「自分の味付けで自信持ってやってます」と由美子さんは話します。
200個を超える大量の小鉢の盛り付けを終えると、次に取りかかるのは「だし作り」。京都の専門店から取り寄せるこだわりのだしで作るみそ汁には、こだわりの隠し味も。しぼりたての生酒粕を入れることで、まろやかなコクが加わります。
【動画】ご飯は、息子の友人の家族が自宅用に栽培したおいしいお米を使用。塩は、知人でもある宮崎の塩職人が作った天然塩と、由美子さんのお人柄が引き寄せた“縁”が「おかん食堂」の味を支えています。
続いて、名物の「さばの味噌煮」の仕込みが始まりました。煮汁に水を一切使わず、お酒だけを使うのが由美子さんのこだわり。「生臭いのが絶対嫌やから」と試行錯誤を重ね、たどり着いたベストなやり方を貫いているそうです。
午前11時、お店の営業が始まるとさっそくお客さんがやって来ました。さばの塩焼きとからあげがセットになった和定食に大満足の男性は、これが初来店。“安くて満足できる店”をChatGPTで調べたところ、ここが「一番最初に出てきた」と話し、由美子さんを驚かせます。
また、出張中に立ち寄って以来、すっかりハマってしまったという東京の会社員も。「これ食べ」と、とっておきのお漬物を勧めてくれる由美子さんのサービスに「大阪がホントに気に入った」「あったかいですよ」と笑顔を輝かせます。
さらに「おかん食堂」では、日替わり弁当も販売。彩りがよく栄養バランス抜群の弁当はアメリカ村の若いショップ店員さんたちに大人気とか。「体にいいものを食べてほしい」と腕を振るうおかんのこだわりの料理で、由美子さんは今日も多くのお客さんを笑顔にしています。
「実録!人情食堂」は、8月3日(月)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。



















