オープンは朝4時、天然マグロやフグの白子もラインナップ! 魚を愛しすぎる“目利き”が腕を振るう大阪・泉佐野の大人気食堂に密着!
街のおいしい店に潜入し、店主の人柄からにじみ出る人気の秘密を発見するシリーズ「実録!人情食堂」。今回は、早朝4時から魚三昧のビュッフェが楽しめる、大阪府泉佐野市の食堂を取材しました。
南海電鉄・泉佐野駅から徒歩約8分、りんくうタワーが見えてくる道沿いにある「ヨッシャ食堂」は、魚料理が安くておいしいと地元で人気の食堂。店内の料理を自由に選べるビュッフェスタイルのお店で、カウンターには37種類もの料理がズラリと並びます。
小鉢は220円、お皿に盛られた料理は330円からという安さで、焼きサバやブリカマが人気。奥の冷蔵ケースには刺身など40種類がそろい、天然のマダイやフグの白子もラインナップ! さらに、こちらの名物でもある大きな「だし巻き」などおいしそうな料理ばかり。お客さんも、ついつい「取りすぎちゃう」とうれしい悲鳴です。
「ヨッシャ食堂」のオーナーは赤坂公安さん(54)。20歳でスーパーの鮮魚担当となり、26歳のときには魚がメインのスーパーを運営するなど、若いころから魚の目利きを磨いてきました。そして41歳のとき、「魚のおいしさをもっと知ってもらいたい」とお店を開業。今や他府県からもお客さんが訪れる人気店となりました。
お店の営業時間は午前4時から午後3時。赤坂さんは午前2時には出勤し、開店準備を始めます。従業員は4時に出勤するため、調理をするのは赤坂さんただひとり。魚を焼いて揚げ物を作り、小鉢を並べ、最後にだし巻きを焼いて…と休む間もなく動き続け、なんとか開店に間に合わせます。
【動画】名物のだし巻きは超ビッグ。「お客さんのビックリする顔が楽しくて」と大きくするうち、皿からはみ出さんばかりのサイズになったとか。
お店が開くや、さっそくお客さんがやって来ます。居酒屋のバイト帰りという若い男性や、休憩中のタクシーの運転手さん、関西国際空港で夜から朝まで清掃のお仕事をしている人などなど、「ヨッシャ食堂」は夜中にずっとがんばっている人たちのオアシスなのです。
午前7時、市内にある市場に車で出かけていく赤坂さん。ここでは、漁師さんが直接持ち込む地物の魚と、大阪中央卸売市場からくる魚が集まる“競り”が行われています。地元のいい魚を手に入れるため、朝の競りに出るのが赤坂さんのこだわりです。
肉厚のタイやサワラ、ハマチなどを次々と競り落とした後は、馴染みの漁師さんのもとへ。この日は高級魚のアコウを直接仕入れることができました。プロの目利きをいかしたこうした仕入れのおかげで、鮮度抜群で上質な魚を安く提供できるのです。
正午になると店の前に大行列が。厨房では、料理長の喜多貴信さんや、赤坂さんの母・さよ子さんがフル稼働で料理を作ります。赤坂さんがカットしているのは、なんと長崎産の天然本マグロ。馴染みの問屋さんが「その日最高の一本」を回してくれるそうで、「店に出したらすぐ一撃でなくなる」お値打ちな一皿です。
午後2時、遅めの昼食をとるお客さんに話を聞いてみると、空港の地上スタッフや、飛行機の整備士さんなど、関空で働く人が多数。聞けば、関空のスタッフには「有名」なお店だそうで、ある意味、「ヨッシャ食堂」が空の安全を支えているのかも!?
お店の定休日には趣味の「釣り」に出かける赤坂さん。魚好きが高じて船まで買ってしまったそうで、この日は自前の船で和歌山・加太沖に向かいます。釣果はサワラ1匹にイサキ3匹、アジ4匹。これらの獲物は翌日、お刺身となってお店のショーケースに。お客さんは「めっちゃおいしい!」と大満足です。
魚を愛する赤坂さんが切り盛りする「ヨッシャ食堂」。新鮮でおいしく、リーズナブルな魚料理でみんなを笑顔にしてくれる、とても素敵な人情食堂でした。
「実録!人情食堂」は、7月20日(月)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

















