玉森裕太 一番手ごわい共演者とは…?「ねじりを入れてくる」
7月5日スタートの予測不能なサスペンス・ラブストーリー『マイ・フィクション』(毎週日曜よる10時15分~、ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット)。
ある日、事故に遭った伊川正樹(玉森裕太)が目を覚ますと、他人が自分になりすましていた上に、愛する妻や同僚からも忘れ去られている…という衝撃の展開から始まる。今回は、主演を務める玉森裕太さんのインタビュー前編です。『マイ・フィクション』の魅力、そして、玉森さんにとって一番手ごわい共演者とは…?

――初めて脚本を読んだときの印象は?
正直なところ、1度読んだだけだと理解するのがすごく難しい部分もたくさんありました。でも、何度も読み直して、愛などの人間誰しもが持っている、感じたり与えたりしたことのある当たり前の感情が人によってはこうも形を変えて、様変わりするんだなというような印象を受けました。
――『マイ・フィクション』で演じられる伊川とはどういった人物なんですか?
伊川は、介護の仕事をしていまして、奥さんもいて普通の幸せな家庭を築いていたのですが、ある日突然周囲のみんなから忘れ去られてしまうのです。
――実際、玉森さんが周囲に忘れ去られてしまうということが起きた場合、キスマイのいつものポジションに違う人がいたというようなことになると思うのですが、自分はどう感じるだろうと想像されますか?
家族やメンバーに忘れられたら、何かの冗談じゃないのかなと最初は思いますね。だけど、何度話しても、「やはり、この人本当に覚えてないんだな」と気付き始めたとき、焦りと悲しみですごく動揺するかなと思います。
――人から忘れられるという恐怖ですかね?
何か一つの感情ではないと思います。恐怖、悲しみ、色々な感情がぐちゃぐちゃになって、結果自分を見失ってしまうのかなと。

――逆に、知っているはずだけど忘れてしまったというような経験はありますか?
今回、撮影していて「こういうことあるな」と思ったのが、事実であったとしても、時間とともに記憶って薄れたり、忘れることもありますよね。
――あと、事実と違うように記憶していることとか?
あると思います。つらかった思い出などは、勝手にいいように理解してしまっていたり、
いいように捉えてしまうとか。その逆もあると思いますけど、記憶が変わっていることってみんなもしかしたらあるのではないかなと思います。だから、『マイ・フィクション』の伊川という役に共感してもらえるかどうかはわからないですけど、この状況は、非現実的でもないのではないかなと思うんです。フィクションですけど、フィクションではなくなるときが、もしかしたらあるのではないかと想像すると、ちょっとぞっとしますね。
――ドラマ『マイ・フィクション』の魅力は?
記憶をめぐるサスペンスというだけでなく、愛という要素もあります。愛って、受け取り方や与え方が人それぞれ違うし、感じ方も違う。だから、受け取る側も与える側も当たり前という概念でいてはいけないと思います。僕以外のキャラクターもそれぞれの愛を持って、話が進んでいくので、本当に愛の形って様々だなと思う反面、狂気でもあるんだろうなと。だから、愛って面白い感情だなと思います。
――『マイ・フィクション』は愛がキーワードなんですね!
キーワードと言ってもいいと思います。それがきっかけでストーリーが展開していきますからね。
――ピョートルという文鳥もドラマに登場しますね?
最初、慣れるために触れ合う時間があったんです。すぐに、ついばんでくれて「これはもう慣れてますよ」と、スタッフの方も言ってくださったんですよ。でも、なんだかついばみ方が痛いなと。ちょっと、ねじりを入れてくるんですよね(笑)。あとから聞いたら、このねじりを入れているときって攻撃しているときらしくて、慣れてくれたのではなく、攻撃対象として見られていたんだというのが最初、ショックでした。まだ僕のこと嫌いだと思います。ピョートルが一番手ごわい共演者です。
――撮影も進んでもう慣れましたか?
ちょこちょこ一緒になるので、鳥かごに手を入れるのですがまだひねりを入れてきますね(笑)。

――印象的なシーンは?
第1話のクライマックスですね。いきなり妻・真弓役の宮澤エマさんから「どちら様ですか?」と言われるんです。その前に、宮澤さんと夫婦の仲良いシーンを撮影していたので、言われたときは本気でショックでした(笑)。表情も相まって、何て声をかけていいか、どういうリアクションをしたらいいのか、本当に自分でもわからなくなるぐらい衝撃的なセリフで、きついなと思いながら演じたのは記憶に残ってます。
――今後の展開で、見る方に楽しみにして欲しい点は?
本当に考察を楽しんでいただきたいなと思います。「なんだこれ!?」というようなことの連続で、何回か見直していただいてやっと理解できたり、予想が膨らんでくる作品だと思います。皆さんの自由な考察・予想を聞いてみたいですね。
(後編へ続く)
ドラマ『マイ・フィクション』は、ABCテレビ・テレビ朝日系列で毎週日曜夜10時15分放送。放送終了後、TVerで見逃し配信。



