トランプノミクスで「給料が上がらない」「ガソリン価格は安くなる」 髙橋洋一氏が日本経済の今後を大予想
アメリカ第2次トランプ政権の始動で、日本経済は劇的に変わるかもしれない!? 「給料が上がらない」一方で、「ガソリン価格は安くなる」と、経済学者の髙橋洋一氏が大胆な予想を発表した。“トランプノミクス”によって、日本はどうなる!?
【動画】石破総理がトランプ氏との会談を断った!? 「トランプも『会っていいよ』と言っていたのに」髙橋洋一氏、その衝撃理由を明かす
1月20日に、トランプ氏が2度目となるアメリカ大統領に就任! トランプノミクスは、日本にとって吉と出るか、凶と出るか? そこで髙橋洋一氏が、日本経済の今後を大予想! 2024年に髙橋氏は、日本の衆議院議員総選挙の議席数や、アメリカの大統領選挙の結果を見事的中させたことでお馴染みだ。
髙橋氏いわく、「“外交オンチ”石破総理のせいで給料が上がらない!」とのこと。髙橋氏がこう語る背景には、アメリカのケーブルニュースネットワーク最大手・CNNが、「トランプ氏が、同盟国にも敵対国にも一律の関税を課すために、緊急事態の宣言を検討している」と2025年1月8日に報じたから。これがもし実現すれば、日本にも10~20%の関税がかかり、日本の企業が大ダメージを受ける可能性がある。
この解決策は髙橋氏いわく、「関税の個別交渉に持ち込むこと」。ただし、「石破総理がトランプ氏と関係性を構築できないと厳しい」「ムリなら日本経済は撃沈」だそうだ。
髙橋氏によると、「安倍(晋三)さんの時もあったの」「個別交渉したんです」とのこと。安倍晋三元総理といえば、8年前に大統領選挙で初当選したトランプ氏と、“ゴルフ外交”で親密な関係を築いたことで有名だ。しかし、政治ジャーナリストの青山和弘氏によると、「石破さんは安倍さんと同じことをやりたくないし、違うアクセスをしたいと言っている」そうだ。肝心の石破総理本人は、「2月前半に(トランプ氏と)会談する方向で調整中」とのことだが、はたしてどうなるのか注目が高まる。
さらに髙橋氏は、トランプノミクスによって、「1ドル=130円台の円高に!?」「日本全体で約8兆円の損失!」と語った。その一方で彼から、「日本が対応を間違えなければ、ガソリン価格は安くなる!」という朗報が。その根拠は、2024年にトランプ氏が、「化石燃料を掘って掘って掘りまくれ!」と発言し、EUに対して「アメリカ産の石油・天然ガスを大量に買わなければ、輸入品に関税を課す」という考えを示したから。
トランプ氏の主張は一見無理があるように思うが、髙橋氏は、「アメリカ産の石油・天然ガスを買えば、エネルギーコストも下がるし、安全保障の面でも良い」と考えている。「アメリカの安い天然ガスを買った方が日本経済のためになりますよ」「流れに乗った方がいい」と、彼は私見を述べた。日本では、1月からガソリンの補助金が縮小し、1リットルあたり185円程度まで上昇する見込みのため、髙橋氏の予想が的中することを祈りたいものだ。
なお髙橋氏の大予想は、トランプ大統領就任前の1月18日に放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』で紹介された。
