SNSで話題の『イケメン過ぎる仏像』 ファッション業界から転身した京都の若き仏師に依頼が殺到!

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2000以上の神社仏閣が点在する京都で、全国の古刹・名刹から依頼が殺到している若き仏師がいます。ファッション業界から転身した異色の経歴を持つ仏師、宮本我休さんです。宮本さんの彫る仏像は「イケメン過ぎる」とSNSでも話題に。日々、仏像に向き合う京都の若き仏師を紹介します。

京都市内にある⼯房「宮本⼯藝」で、⽇々、真摯に仏像彫刻に打ち込む宮本さん。⽬指しているのは2000年後も愛される美しい仏像を彫ること。ファッション業界に身を置いた経験もあり、仏像の⾐の表現が特に美しいと評判です。また、仏像修復も⾏っており、平安時代の古い仏像などの修復依頼が届いています。

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仏像の修復は2通りあり、ひとつは“現状保存修復”。無くなったものを新たに造作し、古色仕上げと呼ばれる技術で経年劣化を完全に再現します。もうひとつは、仏像が出来たときのきらびやかな姿に戻す“完全復元修復”です。宮本さんの工房は清水寺から毘沙門天像の修復も依頼されています。

宮本さんは奧さんと、子供2人の4人家族。朝ごはんや学校への送迎のあとは、近所の嵐山までランニングし、座禅を組むのが日々のルーティン。その後は工房で仏像制作に精魂を傾けます。現在は同時進行で30体ほどの仏像を制作し、18年先まで仕事が決まっています。そんな宮本さんを一躍有名にしたのが、韋駄天像。イケメン過ぎると話題になり、SNSの総フォロワー数が一気に増えました。

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25歳の春に仏像彫刻の⼯房へ弟子入りし、9年間の修業を経て2015年4月に34歳で独立し、仏師として歩み始めた宮本さん。
おしゃれが好きでファッションの道を志すことを決めていた彼が仏師になったのには、どんなきっかけがあったのでしょうか?

大きな仕事の納期を迎えました。3年以上の歳月をかけて作り上げた「准胝(じゅんてい)観音像」。仏師として集⼤成ともいえる仏像となりました。

我休さんの見事な准胝観音像の開眼法要は、4月14日 土曜 午前11時からの『LIFE~夢のカタチ~』でご紹介します。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)

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宮本工藝(京都府・京都市)
京仏師・宮本我休さんの工房、仏像の制作・修復を行う

番組情報

LIFE~夢のカタチ~
毎週(土)午前11時

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