全国を驚かせた!バス36台、2500人の大応援団がアルプスを“緑一色”に…初出場の福山が甲子園に確かに巻き起こした旋風
「夏の甲子園」第108回全国高等学校野球選手権大会6日目となる8月10日、2回戦となる第4試合で初出場の福山(広島)は天理(奈良)と対戦した。アルプスを緑色に染めたのは、地元から駆けつけた約2500人の大応援団。初めて甲子園に立った選手たちを、大声援で後押しした。
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これまで広島大会で過去20年間に挙げた勝利はわずか7勝、最高成績はベスト16だった福山。そんなチームが今夏、「福山市を驚かせよう」を合言葉に快進撃を見せ、春夏通じて初めて甲子園への切符をつかんだ。
初出場に沸く地元では、「福山(の人たち)は驚かせてもらったんで、今度はもう日本を驚かしてもらおう」と“日本を驚かせ”の応援看板を作る人も。選手たちも「全国を驚かせます!」と意気込み、初めての大舞台へ乗り込む。
スタンドでは、バス36台でやってきた約2500人の大応援団が三塁側アルプスを埋め尽くす。スタンドをチームカラーの緑色に染め、選手たちを攻守にわたって勇気づける。
相手は優勝経験のある強豪・天理だが、福山ナインは、スタンドの声援を力に変え、はつらつプレーを見せる。4回には1点を先制されたが、セカンド・渡邉雄介選手がセンターへ抜けそうな打球を滑り込みながら逆シングルでつかみ、見事にアウトにする好プレー。5回にはピンチの場面でライト・三谷華輝選手が頭上を越えそうな打球を背走しながらジャンピングキャッチする美技を見せるなど、甲子園を沸かせた。
強打の天理に徐々に引き離されるも、8回に2死一、二塁のチャンスを作ると、4番・岩本大輝選手がレフトオーバーの2点タイムリーツーベース。福山にとって記念すべき甲子園初得点が生まれ、アルプスから大歓声が沸き起こった。
試合は7-2で天理が勝利。福山は初勝利には届かなかった。それでも、スタンドを緑に染めた大応援団と、声援にプレーで応える福山ナインに心を打たれた人は多かった。その熱量はテレビ越しにも伝わったようで、SNS上では視聴者の「応援の声が凄すぎる」「福山からどんだけ応援来てんの?画面、緑一色」「福山高校の応援、初回からずっとこんな感じでさすがにファンになる」といった声が見られた。
試合後、渡邉主将は「勝利という結果で恩返ししたかったんですけど、それができなくてとても悔しいです」と率直な思いを振り絞りつつ、アルプスから届いた声援に「一球一球本当に僕たちの力になって、本当にありがたかったです」と感謝の言葉を送った。
初めての甲子園で勝利こそつかめなかったが、大応援と好プレーで巻き起こした“福山旋風”は、聖地に確かな存在感を残した。
なお、天理と福山の試合ハイライトは、8月10日に放送された『熱闘甲子園』(ABCテレビ・テレビ朝日系列)で紹介された。
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