裏金問題が未だ解決しない自民党に、新たなスキャンダルが発覚！　若手議員らが参加した過去の懇親会で、下着のような衣装の女性ダンサーがショーをする過激な演出があったのだ。中には、女性に口移しでチップを渡した議員がおり、女性の体を触った議員もいるとかいないとか……。

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不適切にも程がある「ハレンチ懇親会」が行われたのは、2023年11月。会場は和歌山のホテルで、参加者は国会議員や地方議員ら約50人だ。

主催者である自民党和歌山県連の川畑哲哉県議は、「ダイバーシティ（＝多様性）をコンセプトにこの（女性）ダンサーを招くことにした」というが、「（チップの）口移しまでは想定できていなかった」のだとか。なお、会見で「衣装に紙幣を挟んでお尻を触った人もいるか？」と記者に問われると、川畑県議は「詳細を聞かれると記憶を辿ってから……」と言葉を濁し、3月11日に離党した。

ハレンチ懇親会に参加した議員の会見も、国民に不信感を抱かせるものだった。参加議員の1人である自民党青年局長の藤原崇氏は、女性ダンサーへの接触を否定したが、「（もし本当は）触っていたら議員を辞めますか？」と記者から追及されると数秒間黙ったのだ。

沈黙の後に藤原氏は、「“当時の記憶の中では”触っていないです」とコメント。さらに、「ただ、万が一の時に議員辞職というのは重い話ですので、記憶違いが“万が一”あった時には全てを無にする話ですので、今の時点ではそこまでは言いませんが、触っていないという記憶は間違いないです……今のところ」と、なんとも歯切れの悪い回答をした。なお、藤原氏も会見後の3月8日に青年局長を辞任した。

この会見VTRに、タレントの小倉優子と海原ともこからは、「え～何、これはどういうこと？」「今のところ……？」「あれ（＝あの会見）は何だったんですか？」とツッコミが。WEST.の中間淳太も「こんなん、絶対に後から問題になるなんてわかりきっているじゃないですか」「自分のプライベートでそういう店に行けばいいんですよ」とあきれた。

相次ぐ自民党の不祥事に、政治ジャーナリストの青山和弘氏も「緊張感がなさすぎ！」と批判しつつ、「だが、身内の写真を誰かがリークしたってことに自民党の闇が見える」とコメントした。彼いわく、昨年のハレンチ懇親会が今になって発覚したのは、「和歌山の選挙区を巡る仁義なき争い」が原因だという。青山氏は、その派閥争いについて説明しつつ裏金問題のことにも触れて、「自民党はこんな状況でも足の引っ張り合いが起きる異常事態」と批判した。

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