京都・伏見に“ヨーロピアンな建物”があるのなんでやねん!? 早々の謎解明に、自信満々の「調査終了」&「100点」宣言!?

京都・伏見の静かな住宅街を歩いていると、突如として現れる赤レンガ造りの趣ある建物。まるでヨーロッパの街角に迷い込んだかのような洋風建築だが、一体なぜこんな場所にあるのだろうか?
ABCテレビ福井治人アナウンサーとA.B.C-Zの塚田僚一が、この謎に挑んだ。
■110年の歴史を誇る企業の敷地に、大正時代のレトロ建築!

京阪中書島駅から歩くこと約5分。
住宅街の壁の奥から顔を覗かせたのは、重厚な雰囲気を纏ったレンガ造りの建物だ。
建物があるのは、歯科医療器械の老舗メーカー「モリタ製作所」の敷地内。今年で創業110年を迎えた同社は、世界で初めて“患者が仰向けになって治療を受ける”診療台を開発した業界のパイオニアだ。

しかし、話を聞いてみると、このヨーロピアンな建物はモリタ製作所が自社で建てたものではなく、昭和18(1943)年に取得する以前から存在していたという。

では、それ以前は何に使われていたのだろうか?
■「ビビッと閃くはず」謎のヒントを手に伏見の街へ
ヒントを求めて、街歩き専門ガイド『まいまい京都』の関根さんに連絡をとる二人。
「戦争関係の施設ですか?」という予想は見事に外れ、関根さんからは
「大正元年に建てられ、京都の人々の暮らしに欠かせない“あるもの”を生み出していた」
という手がかりが明かされる。
さらに関根さんは、「近くの川沿いにある背の高いものに注目するとビビッと閃くはず」と語りつつ、なぜか何度も激しく咳き込む様子を見せるのだった……。

■伏見の水と酒蔵、完璧すぎる推理に「100点前祝い」!

さっそく十石舟に乗り込み、川沿いを調査する福井アナと塚田。
船上から発見した“背の高~いもの”は、昭和初期の土木遺産「三栖閘門(みすこうもん)」。
背の高い水門がふたつ並ぶこの施設は、水位の違う濠川と宇治川を連結し、かつて年間2万隻もの船を通航させて京都と大阪を結んだ水運の要所だった。

資料館で伏見が舟運のまちとして栄えた歴史を学んだ二人。
さらに川沿いを進むと、今度は「松本酒造」の立派な酒蔵と巨大な煙突(背の高いもの)を発見する。

「伏見の上質な水」「酒造りに欠かせない煙突」「京都の暮らしに欠かせないお酒」——。
すべてのピースが揃ったと確信した二人は、正解発表の前にもかかわらず、酒蔵のお酒を手に日本酒でカンパイ!

「100点おめでとう!」と満面の笑みで盃を掲げ、「もう自分たちの調査は終わりでしょ!」と完全勝利を宣言したのだった。

■まさか……咳き込みの真相と“ビビッと”の意味
満を持して迎えた、関根さんとの答え合わせ。
自信たっぷりに「酒蔵!」と答えた二人だったが、関根さんから告げられた点数は…… 0点!
実は、あのヨーロピアンな建物はかつての「火力発電所(京都電燈伏見第二発電所)」だったのだ。

明治〜大正期、急速な工業化で電気需要が急増した京都。
水運の拠点だった伏見は、燃料である「石炭」を舟で大量に運び込むのに最適な立地だったという。

関根さんがヒントで「ビビッと閃く(=電気)」と言っていたこと、そしてわざとらしく咳き込んでいたのは「セキとタン(石炭)」というダジャレだったことが発覚!
「ダジャレじゃーん!」と崩れ落ちる二人だったが、伏見の豊かな歴史と京都の発展を支えた意外なインフラの存在を知るロケとなった。
今回の調査の模様は、情報番組『newsおかえり』(毎週月曜~金曜午後3時40分、ABCテレビ)内の「福井×塚田のなんでやねん!?」10月20日放送回で紹介された。



