『黙れ、お前ら頭が高いぞ』ロシアの記者拘束事件は、日本人へのメッセージ!? 元外交官「『戦争に負けたんだろ』と81年前の歴史カードを日本に振りかざしてる」
ロシア当局は10月13日、北海道新聞の日本人記者を“スパイ容疑”で拘束。記者が日本の情報機関と接触し軍事情報を収集していたと主張している。
日本政府は経緯の説明や記者との面会を求めているが、ロシア側はその要求に応じず…
今回の拘束には、どのようなロシアの狙いがあるのか?
専門家軍団がニュースのミカタを徹底解説する情報バラエティ番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(ABCテレビ)の配信コンテンツで、元外交官と元新聞記者がこの事件について語った!
前駐オーストラリア特命全権大使で外交評論家の山上信吾氏は、「一言で言うと、日本に対する『見せしめ』」だと語る。
進行役の久保光代アナが「(拘束時の)映像も綺麗に撮られてますよね」とコメントすると、
山上氏は「あれだけ露骨に、ホテルの部屋で床に組み伏して押さえつける、あんな映像を流すなんて。本当に異例ですよ。極悪犯罪人ならともかく、立派な北海道新聞の記者でしょう? 報道の自由に対する侵害であることは間違いない」と断言した。
さらに山上氏は、拘束された記者の所属が「北海道新聞」であることに言及。
産経新聞であればこれまでも「ロシアが目の敵にしてきた」経緯があるが、北海道新聞は左派とみられてきた媒体で「ロシアから見れば決して親和性が低い新聞じゃない」という。
「あえてそこの記者を、しかもスパイ容疑で拘束というのは…聞き捨てならない話」「そこまでやって日本人を押さえつけようとしてる」と怒りをにじませる。
「『北海道新聞の記者だけじゃないですよ、他の日本人もこうなるんですよ』と。こういうメッセージを送ろうとしていると、認識すべきだと思います」(山上氏)
新聞社によって濃淡はあるものの「(記者が)政府を批判的に書くのはある意味当たり前」と語るのは、元朝日新聞社の政治記者である今野忍氏。
「ロシアの人から見たら“ウクライナに行く兵士の数を数えていた”というのはスパイ活動(に見える)かもしれないけど…。時のロシア政府に対して都合の悪いことを暴くのがある意味記者の仕事だから。当たり前のことやってるんですよ」
これが中国であれば、メディアは“政府の下請け機関”であり「都合の悪いことを書く社は潰すようなことを実際やってる」(今野氏)といい、「彼らから見れば批判的なことを書いているからスパイに違いない、というストーリーを作れるかもしれない。でも日本から見たらとんでもないこと」と語り…。
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報道を通じて、北海道新聞にサハリン支局が存在することに驚いた人も少なくないだろう。
今野氏が「知ってた?」と久保アナに問いかけると、久保アナも「知らなかったです」と首を横に振る。
すると今野氏は…
「ロシアと日本ってどれぐらい近いか知ってます?」と久保アナに質問!
今野氏が口にした答えは、「ここ(大阪市内)から京都駅ぐらい」
宗谷岬の先端からサハリンまでは「43km。ドライブ圏内」「今から京都へ1時間で行けるじゃん。そのくらいの感覚なんだよ」
「そのくらい近い距離にあるから、そりゃ(北海道新聞社は)支局も置くんですよ」(今野氏)
山上氏は、プーチン大統領が今年8月に初めて択捉島に上陸したことについて「それだって、明らかに日本に対するメッセージ性を込めてますよね」とコメント。
そのメッセージとは…
「戦争に負けたんだろ、と81年も前のことを取り出してきてはね、歴史カードを振りかざしている」(山上氏)
さらに…
「在留邦人の保護を担当する役目の人がモスクワや北京にある日本大使館にもいる」 「そういう人がロシアや中国に拘束された日本人に会いに行くのは権利として認められているんです」と山上氏。
にもかかわらず、国際法で認められているこの“領事面会”をロシアが拒否するという展開に、今野氏は「まさかの…」山上氏は「言語道断」と、驚きと怒りを隠せない。
こうした横暴に対抗するために、日本は、そして日本人はどうすればいいのか?
専門家たちが怒りと危機感を露わにしたトーク解説は「正義のミカタ」TVer番組ページで!














