「かわいすぎる店長」とバズり中! 85歳の現役パン職人が作る“100種類の焼きたてパン”が評判の人気店に潜入!
街のおいしい店に潜入し、店主の人柄からにじみ出る人気の秘密を発見するシリーズ「実録!人情食堂」。今回は、大阪・大東市の住宅街で48年間愛され続けているパン屋さんを取材しました。
JR野崎駅から歩いて2分、飯盛山に向かう道沿いにある「バード プルーム野崎」は、朝6時半から営業している街のパン屋さん。開店時にはすでに50種類ほどのパンが並び、朝一番で焼き立てを買い求めるお客さんが続々とやって来ます。
バゲッドに明太子を塗った「めんたいこフレンチ」は130円、クロワッサンにメロンパン生地をのせた「メロワッサン」は230円など、安くておいしいパンはもちろんのこと、お客さんたちをトリコにしているのが、パンを焼く「かわいらしいおじいちゃん」こと御年85歳の現役パン職人・巽三郎さんです。
毎朝5時からお店のパンをひとりで焼いている三郎さん。「バード プルーム野崎」のパンは種類の多さも自慢で、一日を通して店頭に並ぶのはおよそ100種類。成形はパートさんに任せていますが、生地を作ったり焼いたりといった重要な工程は三郎さんがすべてこなし、休む間もなくパンに向き合います。
開店間もない午前7時、なんと38年ぶりの来店という男性がやって来ました。久しぶりに実家に帰り、小さいころに親しんだパンの味が懐かしくなって訪れたそう。そのほか、ママに連れられてやって来た3歳の男の子や、家族団らんの朝ご飯を買いに来たお父さんなどなど、お客さんはみんな三郎さんの作るパンの大ファンです。
三郎さんが「バード プルーム野崎」をオープンさせたのは1978年。48年前の創業当時から妻の和子さんと二人三脚で店を切り盛りしてきましたが、和子さんは11年前に他界。現在、三郎さんを支える長女の泰子さん(51)は、働き続けるお父さんについて「止まったら死ぬんかな、みたいな(笑)」「前世は回遊魚かと思います」と話します。
【動画】パンの種類によって10パターンの生地を作る三郎さん。パンごとに異なる焼き時間も「1分違ったら焦げちゃうから」と管理は完璧です。
そんな三郎さんは今、SNSで密かにバズっています。スタッフが投稿した三郎さんの動画が評判になり、「かわいすぎる店長」として人気を集めているのです。この日、お店を訪れたのは、SNSで見かけてファンになったという若い女性。パン職人を目指して見習い修業中という彼女にとって、三郎さんはあこがれの大先輩でもあります。
彼女の思いを察した泰子さんが「中に入ってもらったら?」と厨房に招き入れてくれました。三郎さんの職人技を間近で見せてもらい、「かっこよすぎます」と感激しきりの彼女。帰り際、「これからも健康に」と女性が声をかけると、「がんばって。おじいさんもがんばるから」と三郎さん。世代を超えたエールが交わされます。
時刻は正午前。ここまで7時間、立ちっぱなしで働き続けていた三郎さんが、ようやく腰を下ろし、サンドイッチを片手にお昼休憩。15~30分ほど休むと再び仕事を続け、午後3時には仮眠を取るため自宅へ。そして午後6時半には店に戻り、8時の閉店まで翌日の仕込みを続ける――これが三郎さん85歳の日常です。
今年1月には、飯盛山でのハイキングのお供に山頂で食べてほしいと、パン生地におかかや塩昆布を包んだ「おにぎりパン」を開発し、こちらも大好評。85歳の今も新しいことに挑み続ける三郎さんに「何歳までがんばりますか?」とあえて聞いてみると…「生涯現役」と頼もしい答えが。街の人たちに愛され、今日も大忙しの「バード プルーム野崎」はとても素敵な人情食堂でした。
「実録!人情食堂」は、6月29日(月)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。


















