「一気に景色が真っ白に」この夏も続出した“熱中症”患者! 地域医療の“最後の砦”で命と向き合う救命救急センターの過酷な現場に密着!

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年間約8,000台の救急車を受け入れ、南大阪の三次救急を担う「近畿大学病院 救命救急センター」。過酷な“命の最前線”に立つ医師の日常に密着しました。

去年秋、大阪狭山市から堺市に拠点を移した「近畿大学病院 救命救急センター」。最新設備を備えた、地域医療の「最後の砦」です。到着する救急車は年間およそ8000台、救急外来が診察する急病患者は年間およそ1万2000人。息つくひまもないこの現場で命と向き合い続けているのが、太田育夫医師です。

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運ばれてきたのは、「腸に穴が空いている」として別の病院から転院してきた60代の男性。激しい痛みを訴えていることやCT検査などから、十二指腸に穴があく「十二指腸穿孔(せんこう)」の疑いも。太田医師はすぐさま問診と触診を始めます。

穿孔の部位によっては緊急手術も必要になる緊迫した状況。症状などの細かいヒアリングを続け、CT 画像をさらにくわしく調べた結果、導き出された答えは「尿管結石」。丁寧な問診を重ねて診断が変わることは、稀ではありますが「あること」だそう。

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続いて地域の病院から「より高度な判断」を求めるSOSが届きます。患者は70代の女性。マムシに噛まれた足がズボンに入らないほど腫れ上がり、別の病院で血液検査を受けた後、ある「最悪の事態」が懸念され、こちらに転院となりました。

疑われたのは「コンパートメント症候群」。マムシに噛まれた部分が腫れて内圧が高くなり、血流を阻害する病態で、最悪の場合には足を切断しなければなりません。そこで、慎重に腫れや血流の状態を調べていきます。

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足にしっかりと脈動があり、腫れも引き始めていることを確認した太田医師は「おそらく大丈夫」「まずコンパートメントにはなりにくい」と判断。最悪の事態には至りませんでした。

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患者の女性は「『大丈夫ですよ』と言ってくれたので、もうホッとしました」と安堵の表情。付き添う家族も「元気になったのでちょっと安心しました」と胸をなでおろします。地域の病院が抱えきれない不安にも、確かな技術で答えを出す――それもこの場所が担う役割です。

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続いて搬送されてきたのは、趣味のサバイバルゲーム中に倒れたという20代男性。意識は混濁し、呼びかけにも一切応じません。熱中症による昏睡状態で、処置が遅れれば命にかかわる、一刻を争う状態です。

冷却、点滴とスタッフたちの懸命な処置が続きます。「大きくゆっくり息してな」。搬送からおよそ1時間半後、男性はようやく意識を取り戻しました。到着時の危険な状態から一転、冗談を交わせるまでに回復し、張り詰めていた現場にようやく安堵が広がります。

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「よかったなと思います。意識障害のまま亡くなられる方もいるので。若かったから、これだけ回復がよかった」と太田医師。男性は、ゲーム中に水分補給はしていたそうですが、重い装備を着て暑さを我慢してしまい、熱中症になってしまったといいます。

倒れた瞬間の恐怖を「一気に(景色が)真っ白になりました」と振り返る男性。一歩間違えれば死に至る熱中症の患者はこの夏も後を絶たず、この救急救命センターには、毎日のように重症患者が運び込まれてきたといいます。

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太田医師は「室内外問わず、非常に熱中症になる方がたくさん出ているので、水分、塩分、糖分をしっかり摂取してほしい」と太田医師。

すぐ隣に潜む命の危機の最前線で、救命救急センターの闘いは日々続いています。

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救命救急センターへの密着取材は、8月13日(木)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

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毎週 月曜~金曜 ごご3:40~よる7:00

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