「心配だから多めに買っちゃう」森泉も吐露した“ナフサ不足パニック” 専門家が“買いだめ心理”に警鐘

ナフサ不足による“品薄不安”が広がる中、モデルでタレントの森泉が「ペットシーツを少し多めに買いたくなる」と本音を吐露。経済産業省の元官僚でエネルギー政策専門家の石川和男氏は「供給量自体は足りている」としつつ、過剰な“買いだめ心理”こそが流通の目詰まりを招いていると警鐘を鳴らした。

【TVer】「買い占めたらダメって分かってるけど…」森泉も吐露した“品薄不安”のリアル

番組では、イラン情勢の緊迫化によって原油由来の原料「ナフサ」の供給不安が高まる中、大手企業がパッケージ変更などの対応に乗り出している現状を特集。さらに、猛暑が予想される今夏について、エアコン部材の供給不足によって修理や製造に影響が出る可能性も紹介された。

“身近なモノがなくなるかもしれない”不安が広がる中、森泉は「ワンちゃんを飼っているので、ペットシーツがなくなるよって言われた」と明かし、絶対に必要なものは少し多めに買ってしまうと本音を吐露する。

これについて、石川氏は、「国全体としてナフサの供給量は足りている」と説明。その上で、問題は供給不足ではなく流通の目詰まりだと指摘した。石川氏によると、原料不足への不安から中間業者や小売業者が過剰発注を行い、さらに消費者側でも“少し多めに買う”行動が重なることで、商品の不足が生じるところが出てきてしまうという。

「みんなが不安になって少しずつ多めに発注すると、元々ある量が偏ってしまう」と説明した石川氏。「政府は意地になって『足りている』と言っているわけではなく、事実を説明している」のだと強調した。

また石川氏は、カルビーのパッケージ白黒化が象徴する「インク不足」の問題に対して、背景には業界のパワーバランスがあると語る。

ナフサ由来の製品の需要割合は、合成樹脂(プラスチック)が64%と半分以上を占め、続いて合成繊維(化学繊維)が8%、合成ゴムが8%。塗料(インク)は5%という数字だ。

MCの東野幸治が「プラスチック、ラップとかペットボトルとかがほぼやから。(インク不足の背景には)やっぱり力関係もあるわけでしょう?」と石川氏に尋ねると…

石川氏は「プラスチックの業界にしても、大きな企業もあれば中小企業もあるんです。大きな企業の声が大きいからそこで『たくさんちょうだい』と言ったら、ガサッとなっちゃって、中小の方にはいかないので」と、大企業が確保することで中小企業や小売店には行きわたらない現象が起きていると説明。

また石川氏は、経済産業省を訪れた際、問い合わせ対応のフロアはコールセンターのように活気があったと明かす。現場では苦情や相談に対して、解決に向けて速やかに動いていると説明し、「困っている業者は担当省庁へ相談してほしい」と呼びかけた。

なお、ナフサ不足による“流通の目詰まり”や買いだめ心理について石川氏が解説した模様は、5月23日に生放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)で取り上げられた。

【TVer】藻からナフサを作る時代に? “脱・原油依存”へ進む日本の画期的な技術とは?

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教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
毎週(土)あさ9:30

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