「ポツンと一軒家」新ディレクターがビギナーズラック! 最初に道をきいた人がポツンのご主人で、天皇陛下にお米を献上したスゴイ人だった

衛星写真でみつけた謎の一軒家の実態を徹底調査する番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ)。4月19日(日)の放送回では、山口県の“ポツンと一軒家”を訪れた。

【TVer】山口県の山の真っただ中で発見したのは、90歳の男性が造り上げた秘密基地のような遊び場!

山口県のポツンと一軒家を目指し、麓の集落から捜索開始。最寄りの集落で植木の剪定をしている人に衛星写真を見せて「ここ、ご存知ですか?」と尋ねると、「わしの山じゃ」という予想外の答えが返ってきて、MC所ジョージも「そんなこと、ある?」と驚く。

90歳だというポツンと一軒家の主は、「じゃあ、行こう!」とそのまま家を案内してくれることに。その様子を見ていたスタジオの林修の「ディレクターさん、新しい方ですね」という言葉にゲストの山里亮太が「引きのいいディレクターさんですね」と感心すれば、林が「初回で運を使い果たした感じですね」と言って笑わせた。

奇跡的な出会いを経て、ご主人の運転する軽トラについて、山の中のポツンと一軒家へ。すり鉢状の山に囲まれた広い敷地。二股に分かれた道を左へ行くと一棟、まっすぐ進むとトタン屋根の建物が何棟も軒を連ねて建っている。

代々農家の家系。この場所も元は田んぼだったが、トンネル工事の残土で埋め立てた。ご主人は、市役所職員を定年退職し、今は麓の田んぼで米を作り、山で炭を焼いているという。建物は4棟。炭焼き小屋、焼肉小屋、修理工場、そして近所の人を集めてカラオケをするという「集会所・ひとみの部屋」という看板が掲げられたプレハブ小屋だ。

集会所にあるテーブル、高級クラブの椅子、絨毯、カラオケのモニターやスピーカーなど、ほとんどが廃品をもらったものだという。この集会所は、元プレハブ倉庫。弟さんと元大工の友人と3人で不要になった倉庫を運び、ここに建て直した。ご主人は建設関係の仕事をした後に、市役所の建築部に転職。定年退職後にこの場所を造り始めた。「好きなんですよね。人を集めて話すことが。だから集落の人だけじゃなくて隣の隣の集落からも来て、みんなと一緒に歌ったり飲んだりする。『あんたのところ行ったら楽しい』って」と、この場所を作った理由を語ってくれた。

炭焼きのための炭窯も、酒屋の樽やガードレールなど廃品をもらって利用。ご主人オリジナルの方法で炭を作り、集落の直売所で販売している。炭はこれまた貰い物のショベルカーを使って取り出す。ご主人の父親が、木炭の品質を検査する県職員(木炭検査員)として働いていて、ご主人も子供の頃から炭焼きを手伝っていたそう。

炭窯の隣の焼肉小屋には、大きな囲炉裏があり、自家製の炭で肉を焼く。集会所ができるまでは、ここがメインの遊び場だった。その隣には自作の露天風呂もある。その隣の電柱を使って建てた倉庫。そこには「新嘗祭献穀田(にいなめさいけんこくでん)」という看板が掲げられている。

新嘗祭(にいなめさい)とは毎年11月23日に行われる、その年の収穫に感謝を捧げる宮中祭祀。その新嘗祭で天皇陛下が神にお供えする米を作る田んぼが献穀田(けんこくでん)で、全国から選ばれた農家が育てた献穀米が皇室に献上される。きけば14年前、農協の理事長を務めていたご主人の田んぼが山口県代表に推薦され、ご夫婦が名誉ある献穀米作りを任され、正装で皇居へ。天皇陛下にお声をかけられたが、緊張で頭が真っ白になってしまったという。

ポツンと一軒家を案内してもらった後は、集落にある、ご主人が一人で暮らすご自宅を訪問。そこで奥さんとのなれそめをきいた。25歳の時に親戚の紹介で、隣町に住み洋裁の仕事をしていた奥さんとお見合いし、1年後に結婚。二男一女3人の子宝にも恵まれた。ご主人が市役所を定年退職してからも2人で旅行を楽しみ、4人の孫にも恵まれて幸せな老後を過ごしていた。しかし、奥さんが80歳の時に転んで股関節を痛め、入院。自宅での生活が難しく、介護施設へ入居。我が家へ戻る願いは叶わず、奥さんは86年の生涯を閉じた。一人になって妻の苦労を実感。寂しさを感じたが、「もうちょっとやりますよ」と涙ながらに未来を見据えた。

捜索隊が最初に山口県の山の上のポツンと一軒家を訪ねてから2週間後。この日、集落の仲間を集めて例のカラオケ大会を開くとご主人から連絡を受け、捜索隊が再訪。この日ご主人の親戚や市役所時代の同僚、古くから付き合いのある集落の仲間など13人が集まっていた。

ご主人の長女も手伝い、カラオケ大会がスタート。もうすぐ91歳になるご主人にとって、こうして昔馴染みの仲間たちとカラオケで盛り上がるのが元気の秘訣。歌い終わると画面に点数が出るのもみんなの楽しみだ。近所迷惑など一切気にすることなく、思う存分大音量で歌える山の上のポツンと一軒家。コロナ禍が明けた3年前に始めたカラオケ大会は、毎月開催している。捜索隊もカラオケに参加し、献上米のおにぎりをいただいた。近所の人の楽しみでもあるカラオケ大会は、大いに盛り上がった。

毎日軽トラで山へ登り、重機を操って炭を焼き、米もつくる。そして時に仲間と歌い、肉を食べて、酒を飲み、大いに笑う。もうじき、91歳。まだまだご主人の元気な歌声が山に響き渡る。そんな夫を奥さんも空の上からにっこり見守っていることだろう。最後にご主人は、「寿命の続く間は、今お付き合いしておる方たちと楽しみたいと思ってます」と語ってくれた。

ゲストに山里亮太と栗山千明を迎えたバラエティ番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ)は、4月19日(日)の放送で紹介された。

【TVer】「いい人からいいお話を伺うことができましたね、本当に」と感慨深げな所ジョージ。ただし、カラオケ大会の点数には異議あり!?

ABCテレビ・テレビ朝日系列「ポツンと一軒家」は、毎週日曜ごご7時54分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。

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