第2次岸田再改造内閣は“おもんない”? 「女性閣僚が過去最多5人」だが結局国民より党内優先?

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9月13日に行った内閣改造で、過去最多となる5人の女性閣僚を誕生させた岸田文雄総理。この第2次岸田再改造内閣に対する専門家の感想は、「50年記者をやっていてここまで面白くないのは珍しい」「つまらない内閣」となかなか辛口だ。

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岸田総理が「変化を力にする内閣」と称した第2次岸田再改造内閣だが、19人のうち初入閣が11人、留任が6人、閣僚経験がある再入閣が2人で、約半数の顔ぶれは変わらない。「50年記者をやっていてここまで面白くないのは珍しい」という政治ジャーナリスト・泉宏氏や、「つまらない内閣」という経済学者・髙橋洋一氏のコメントに共感する視聴者は多いだろう。

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劇的な変化とはならなかった第2次岸田再改造内閣だが、過去最多となる5人の女性閣僚の誕生は希望がある。外相に上川陽子氏、こども政策担当相に加藤鮎子氏、地方創生担当相に自見はなこ氏、復興相に土屋品子氏が就任し、経済安全保障担当相は高市早苗氏が留任となった。しかし、これに対しても専門家の見解は厳しい。泉氏によると、「『女性をたくさん登用することで周りは批判をしにくくなる』という考えが岸田総理にあるのではないか」というのだ。

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泉氏がこのように考えるのには、もちろん理由がある。こども政策担当相になった加藤鮎子氏が岸田派である自民党・谷垣グループの所属であることや、選挙対策委員長に起用された小渕優子氏が小渕恵三元総理の娘であることが、「党内優位の状態」を作ったのだ。ちなみに小渕氏は、「ポスト岸田」を狙う茂木敏充幹事長側の人物である。彼女が岸田総理の「茂木つぶし」に利用されたと言われても過言ではないのかもしれない……。しかし、加藤氏と小渕氏が過去に問題を起こしていることは忘れてはならない。

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岸田総理にとっては最善の布陣かもしれないが、これによって岸田内閣の支持率は上がるのか? ちなみに、読売新聞社が9月13日~14日に調査した結果によると、内閣改造後の岸田政権の支持率は、前回(8月25日~27日に調査)と同じ35%だった。今後、この数値がどのように変化していくか見ものだ。 第2次岸田再改造内閣について紹介された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』9月16日放送回は、動画配信サービスTVerで無料配信中。ほかにも同放送回では、ロシアと北朝鮮の首脳会談や、大阪・ミナミにあるグリコの看板下周辺「グリ下」に集う子供たちの問題についても学べる。

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