「撮影がすごく楽しくて、高校生に戻った感覚で演じています」と、愛嬌満点のアイドル男子・仲里晴輝の役以上にニコニコ笑顔の福田歩汰。ドラマ『修学旅行で仲良くないグループに入りました』（ABCテレビ毎週深夜1時放送）で、可愛さが伝わるように心がけたこと、また自身の高校時代の話も伺いました！

――今作が連ドラ初出演ですね。撮影はいかがでしたか？

これまではドラマや映画の撮影があっても2日間だけとか、1日で撮り切っちゃうことが多かったのですが、今回は1か月近く撮影してきて、こんなにも長くひとつの役と向き合い、お芝居のことを考える時間が取れたので“もっともっと演じたい！”という気持ちがすごく高まりました。共演のみなさんは僕より経験もあるので尊敬できる部分や学べることがたくさんあって、本当に楽しく撮影できました。

――共演者みなさんの印象は？

実は僕、普段は人見知りでしゃべり始めるまでにすごく時間がかかるのですが、今回の4人は撮影初日から距離が縮まって、一気に仲良くなれたんです。僕にとってすごく気が合う4人だと感じています。

――今回演じる仲里晴輝役の印象は？

愛嬌があってかわいらしくていつもニコニコしていて…台本を読んでいても、素の僕に近いものをいっぱい感じるなと思いました。ただ、仲里は“イケメン四天王”と呼ばれていて学校の中でもいわゆる一軍で“陽キャ”。僕は…自分でいうのもアレですが（笑）、かわいらしさはあるものの、仲里と比べると少し静かな性格かな…あ、でも今は演じる前よりも明るい性格になったかもしれないです。

――ということは、仲里役から影響を…!?

そうかもしれないです。撮影が終わってDXTEENのメンバーと会ったときとか“いつも以上に明るくない？”って言われたり（笑）。お芝居が難しかったり、悔しかったりすることもありますが、それ以上に今回の撮影が楽しくて。仲のいいキャストのみなさんや親切なスタッフさんのサポートも厚くて…本当に恵まれた環境で演じさせていただきました！

――演じる上での難しさもあった、というお話ですが意識したことは？　

四天王の中では、いちばん可愛らしさを強調したキャラなので、ぱっと見で可愛さが伝わるように心がけました。制服にしてもジャージにしても“萌え袖”は絶対ですし、恋バナするときに手でハートを作る仕草をしたり、いろんな種類のニコニコした表情を試してみたり、仕草や動きで可愛いさを出すポイントはさりげなく作るようにしています。

演じていく中で“こうしたらきっとかわいいだろうな”というアイデアも自然と浮かび始めて、監督に採用されることもどんどん増えていったんです。仲里を演じて、可愛い仕草が上手くなったような気がしています（笑）。

DXTEENでは年齢的にいちばん年上なので、どちらかというとメンバーを見守って話を聞いてあげる“お兄ちゃんタイプ”なんですが、今回の撮影現場では自分でも初めて“弟タイプ”になっていたかもしれないです。仲里役がそうだった、というのもありますが、5人の中では自由で無邪気に甘えさせてもらっていました。

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか？

修学旅行中のロケ撮影している間は“あれ？　本当に修学旅行に来てる？”っていう感覚でした。周囲の雰囲気も、バスの車内でワイワイ喋っている内容も、まるで高校生に戻ったようで、撮影の合間は休み時間のようで楽しかったです。

しかも、演じているのは、超1軍キャラで周囲から視線を集めるような“イケメン四天王”のひとり。僕自身は普通の高校生だったので、もはや別世界の修学旅行を体験している感覚でもありました。

――ちなみに、ご自身の修学旅行はどうでしたか？

高校2年生の時に沖縄へ行ったんです。沖縄も飛行機も初めてで、すごく印象に残っています。

仲のいい友達は別のクラスだったので、宿泊先で寝る前にその“仲のいい友達に会いたいな”と思って、こっそりと部屋を抜け出して別のクラスの部屋へ（笑）。“先生来ないかな？”ってドキドキしながら友達とワイワイ話したのはいい思い出です。

――では最後に、『修学旅行で仲良くないグループに入りました』の魅力を教えて下さい。

なんといっても日置と渡会（簡秀吉）。ドキドキしてキュンキュンするシーンですね。二人の今後がどんどん気になっていく展開なので、見ていて飽きることがないと思います。

修学旅行をきっかけに5人の高校生活も描かれていきますので、学生の方は共感していただきながら、社会人の方もドラマを見ている間は少し学生気分に戻っていただいて、僕たちと一緒に青春していただきながらストーリーを最後まで見守っていただけたら！

ドラマ『修学旅行で仲良くないグループに入りました』は、ABCテレビにて毎週土曜深夜1時放送。放送終了後、TVerにて無料見逃し配信。

取材・文／ニノマエヒビキ