“四天王”はスーパークールで末っ子気質!? ドラマ『修学旅行で仲良くないグループに入りました』桜木雅哉(原因は自分にある。)インタビュー
毎週土曜深夜1時より放送中のドラマ「修学旅行で仲良くないグループに入りました」(ABCテレビ)で、クールで末っ子気質という難しい役どころの守崎尚哉を演じる桜木雅哉。意外な役との共通点(!?)や、忘れられない修学旅行の思い出話も飛び出したインタビューをお送りします!

――まずは本作に出演が決まったときの印象からお聞かせください。
“修学旅行”とタイトルに入っているということで、率直に撮影ではありますけど修学旅行ロケに行けるのかなって楽しみでした(笑)。僕自身も修学旅行がすごく好きだったので。
高校では1年と2年で2回行ったのですが、いちばん楽しかったのは九州に行った時の遊園地です。園内で宿泊したので、夜ギリギリまで友達と遊べて、まさに青春でした(笑)。特に夜みんなで観覧車に乗れたのが楽しかったですね。夜景とイルミネーションがすごくきれいで、今でもたまに思い出す修学旅行のワンシーンです。
――本作は、そんな修学旅行からはじまるストーリーですが、演じる守崎尚哉は“四天王”と呼ばれる一人です。
生徒のみんなからそう呼ばれているのですが…“四天王”ってなんだかものすごい存在じゃないですか。だから、演じるのが純粋に楽しみでした。
――ちなみに“四天王”経験は?
さすがになかったです(笑)。

――演じる守崎はスーパークールで末っ子気質という役どころです。
クールと末っ子って正反対な印象もありませんか(苦笑)? でも、僕自身グループ(原因は自分にある。)では最年少で末っ子と言えば末っ子ですし、高校時代は周囲から割とクール系に見られていたりもしたので、想像はしやすかったです。
明るいタイプではあったんですが、 “近寄りがたい”って言われることもあって。僕自身はクールなつもりではなかったんですが、今思うと目つきがあまり良くなかったからかもしれないですね(苦笑)。無意識だったんですけど。
――無意識なのにクールと思われるって、時に寂しい思いをしちゃうことがありますよね。
(大きくうなずきながら)そうなんですよ。でも、そのあたりは演じている守崎と共通しているところかも。“四天王”と呼ばれてはいるけど内心では“なんで?”みたいな。
――守崎を演じてみていかがでしたか?
クールを装いつつも末っ子気質なので、日置やほかの四天王のメンバーに対していじったりちょっかいを出すシーンは、かなり明るめだったと思います。いじり倒すと止まらないみたいな(笑)。そういうシーンではアドリブも入れたりして、末っ子気質全開で独走しちゃっていました。

――クール&末っ子気質を体現できてたんですね!
そうだと嬉しいです(笑)。それと今回の撮影は第1話から順番に撮影したんです。修学旅行を通じて5人が徐々に仲良くなっていく過程が、僕たち自身の感情ともぴったりリンクしていたので、すごくナチュラルに5人の雰囲気を出せたのではないかなって思います。
――今回の撮影に臨んでみて雰囲気はいかがでしたか?
スタッフの方々が本当に優しくて。役柄やお芝居のこともすごく相談しやすかったので、実際の修学旅行の感覚で撮影できたんです。撮影の終盤に進藤丈広監督から“この5人が本当に仲良くて良かった!”って話をしていただいたのですが、やはりなによりもこの5人が最初から仲良くなれたのが良かったですね。

――物語序盤は日置(藤本洸大)の視点でストーリーが進みますが、守崎を演じていて工夫した点は?
新しくグループに入ってきた日置に対して、最初は距離があるのですが、そこから徐々に表情や接し方が変化してきて。修学旅行中でも、お化け屋敷のシーン(第3話)では、日置のことをけっこういじってはいるのですが、中盤から終盤にかけて、意外と守崎が日置に話しかけるシーンが多いんです。ほかのメンバーそれぞれに対する表情も違いが出てくるので、全話を通して守崎の心情の変化も感じていただけたら嬉しいです。
――最後に、撮影を通して桜木さんが感じた本作の魅力を。
やっぱり日置と渡会(簡秀吉)の二人の気持ちの揺れや関係性の進展をいちばん見てほしいですね。だんだん仲良くはなっていくんだけど…っていうキュンキュンやハラハラを楽しんでいただきたいです。四天王メンバーである守崎、仲里(福田歩汰/DXTEEN)、堀田(清水海李)のそれぞれの気持ちの変化にも注目していただければ。各話のストーリーの中で、それぞれに心情の変化があってそれがキーポイントになってきます。
それと…やっぱり修学旅行ですね。修学旅行の時の思い出と重ねていただいたり、懐かしいと感じていただいたりしながら、楽しんでいただければ。そのためには、全話を通してみてほしいです!

ドラマ『修学旅行で仲良くないグループに入りました』は、ABCテレビにて毎週土曜深夜1時放送。放送終了後、TVerにて無料見逃し配信。
取材・文/ニノマエヒビキ


