「続きが気になる!」飯豊まりえ演じるすいの本心に謎が深まるばかり…「女の敵は女」若月佑美演じる瑞貴の素顔が明らかに!

ドラマ『何曜日に生まれたの』は、『101 回目のプロポーズ』、『高校教師』、『未成年』など
センセーショナルな作品を世に送り出してきた野島伸司が脚本を務めるオリジナルドラマ。
高校時代の“ある出来事”をきっかけに、10 年間ほぼ引きこもり生活を送っていた 27 歳
の黒目すい(飯豊まりえ)が主人公の物語だ。

©️ABCテレビ

◆徐々に明らかになるすいを取り巻く同級生たちの関係性…
8 月 20 日に放送された第 3 話では、すいを取り巻く同級生たちのキャラクター&その関係性が色濃く見えてきた回となった。高校の頃、すいが想いを寄せていた悠馬(井上祐貴)は、実はすいのかつての親友・瑞貴(若月佑美)の夫だった。さらにはすいが一緒に事故に遭った雨宮純平(YU)と悠馬は、仕事上ではクライアント関係。今では大手化粧品メーカーの常務の純平に対し、悠馬は広告代理店の営業マンとして売り込む立場にいる。表面上ではこれまでと変わりなく純平に接している悠馬だが、飄々と成功者然としている純平に、どこかコンプレックスを抱えているようにも見える。ただの爽やかポジションとは一線を画す井上の演技は、まだまだ何かを秘めていそうだ。

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◆すいとは「親友」のはず?瑞貴の小悪魔ぶりがこわすぎる…!
また、今回は一見かわいらしい瑞貴の本性“ザ・嫌な女”な素顔が明らかになる回でもあった。「女の敵は女」をあっけらかんと体現してみせた、若月の存在感に注目したい。高校時代、瑞貴は「親友だよね」とすいの手を握りながらも、同じ人(悠馬)を好きになったとわかるや否や「向こうから告られるまで自分からは告白はしない、淑女協定」と、すいをけん制。…しながらも、自分はちゃっかり悠馬に告白し、挙句の果てには「お願い、消えてほしいの。親友でしょ?」とすいに迫りさえしたのだ。

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小悪魔の範囲では収まりきらない、デモニッシュな瑞貴のすごみは物語に強烈なインパクトを与えてくれた。にっこり微笑みながらさらりと自分の要求を通す難易度高めの技を、しなやかに演じる若月の自然体の演技が光る。やりすぎると昼ドラになってしまうこの役どころ、その一歩手前で塩梅を見つつ「現実にいそう」な女に落とし込めている。このさじ加減に拍手を送りたいし、「もっと瑞貴を見たい」気にさせられた。

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そんな瑞貴にがんがんやられていくすいを演じる飯豊も、安定の“不安定”な演技で魅了してくれる。一連の瑞貴との過去のやり取りを思い出し、すいは、いつもの発作を起こしてしまう。そこで感じるのが、すいこそ、ヒロインながらもその胸中が今一つつかめない人ということだ。いくら創作のネタのためとはいえ、10 年もひきこもるきっかけとなるトラウマ的な思いをさせられた親友や仲間たちに、再度会おうとするものだろうか…。さらに言えば、悠馬のことを当時から本当に好きだったのか、今のところいい男然としている純平にはどんな思いを抱えていたのかなど、疑問はふつふつと湧いてくる。それらの謎は深まるばかりで、視聴者にモヤモヤとさせる飯豊の余白を残す演技が「続きを見たい」という物語の中毒性を担っている。

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第 4 話ではさらに高校時代のサッカー部のキャプテン、マネージャーの男女が参戦し、物
語をひっかきまわしてくれそうだ。
『何曜日に生まれたの』は、毎週日曜よる 10 時より放送中。
(文:赤山恭子)


【放送情報】
「何曜日に生まれたの」
毎週日曜よる10時 ABCテレビ・テレビ朝日系24局全国ネット
放送終了後、TVer・ABEMA で見逃し配信

【ホームページ】
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