気軽に登れる山=低山には気軽に楽しめる様々な魅力が満載。 ドラマや舞台で活躍する若手俳優・近藤頌利さんが今回登った山は、兵庫県の三草山。碧色に輝く昭和池の畔に聳える標高423.9ｍの低山で、ふるさと兵庫100山の一つ。その山容の美しさから「播磨小富士」の別名でも親しまれています。また、遠目に見てもはっきりわかる一直線に伸びる稜線も特徴的です。

今回は池のほとりから撮影スタート。この日は寒の戻りで気温が低かったにもかかわらずテンション高めの近藤さん。さっそく登山開始です。源平の戦場となったことでも知られるこの三草山には、よく整備された登山ルートが全部で五つあります。駐車場横の登山口にはトレッキングポール代わりの杖の貸し出しもあります。実はこの三草山は、阪神タイガースの近本選手が高校時代にトレーニングとしてランニングをしていた山で、登頂すると地元の加東市観光協会から近本選手の写真入り踏破証明カードがもらえるのです。大の阪神ファンである近藤頌利さん、ますますテンションが上がりますね！

登山口を入って少し歩くとかつて採石場だった場所にさしかかります。剥き出しの岩壁は迫力満点で独特の雰囲気。山全体が岩質のため、登山道のそこかしこに岩場が点在しており変化に富んだ山登りが楽しめます。しばらく山道を登ると徐々に視界が開けてゆき、やがて眼下にはオープニングを撮影した昭和池の青い水面が輝いて見えてきます。昭和池は、大正末期の大旱魃をうけて昭和9年に完成したダム池で、灌漑用のため池としては兵庫県最大の貯水量を誇ります。

登山開始から約1時間、加東市の田園風景を一望できる広場に到着。近藤さん、ここで小休止。持ってきたのはカモミールティと地元の道の駅で仕入れた「いちご農家のいちごサンド」。巨大ないちごに思わず顔が綻びます！

いよいよこここからが三草山のハイライト、近藤さん初体験の稜線歩きです。山頂まで続く尾根道は両側が谷になっているため視界が開け、絶景に挟まれて山を登ることになります。ちょっとした鎖場もありますが、さほど険しくはないので家族連れでも安心して登れます。

ようやく山頂に到達した近藤さん、いよいよお待ちかねの頂きメシです。今回はアイディア料理、山でも簡単に楽しめる餃子の皮イタリアン?!　加東市の地元野菜をトマトソースとともに餃子の皮に乗せてフライパンで焼くだけ！皮が焼けるいい音がしてきたらお手軽ピザの完成です。山で手作りした料理は、もうそれだけで何倍も美味しく感じる〜と近藤さん。 「頂きメシ」の撮影中には季節外れの粉雪もちらつく中、そんなことは微塵も感じさせずに楽しんでくれた近藤頌利さん、お疲れ様でした！

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