京都・宇治の“モアイ像”伝説!? “世界のミステリー”に西日本最大級の軍事施設が関わっていた
京都府宇治市に“モアイ像”があることを、あなたは知っていただろうか? A.B.C-Zの塚田僚一と、ABCテレビの古川昌希アナウンサーが調査したところ、このモアイ像に西日本最大級の軍事施設が関係していることが判明。2人が、“世界のミステリー”を解き明かした!?
【動画】未公開映像を大公開。京都・宇治の“モアイ像”に隠された、もう1つの謎が明らかに!
モアイ像といえば、イースター島にある巨大な石像で、いまだ不明な部分が多い、世界のミステリーの1つ。そんなモアイ像……によく似た謎の石の物体が、京都大学の宇治キャンパスから徒歩2分の通りに! “宇治のモアイ像”は、塚田の背丈ほどの高さで、表面に不思議な凹凸があり、道路を挟んで2つ存在している。塚田と古川アナは、「宇治のモアイ像=『取り外し可能な鳥居』」とひらめくが、念のために周辺を調査することにした。
宇治のモアイ像の近くには、陸上自衛隊の宇治駐屯地がある。出入口にいた関係者に、塚田と古川アナが話を聞いてみると、この場所には、かつて旧陸軍の火薬製造所があったことがわかった。その規模は、なんと西日本最大級! 現在の駐屯地だけでなく、京都大学の宇治キャンパスの敷地も火薬製造所だったのだとか。
そこで塚田と古川アナは、宇治のモアイ像を「宇治駐屯地に物を運ぶ時の門の根本」と予想することに。「根本部分」「陸上自衛隊」「火薬製造所」と宇治のモアイ像は、京都のミニツアー「まいまい京都」の代表・以倉敬之さんいわく関係していた! 彼によると、近隣の黄檗公園に行けば、自ずと正解がわかるという。
やがて塚田は、火薬製造所があった宇治駐屯地、宇治のモアイ像、そして黄檗公園が、一直線の道でつながっていることに気づいた。さらには古川アナが、「黄檗公園の一帯には、かつて旧陸軍の火薬庫がありました」と書かれた説明板と、火薬庫へ続くトンネルを発見! 2人はこれらの情報をもとに、「“モアイ像”は、旧陸軍の火薬製造所から火薬を運ぶベルトコンベアの支柱」と結論付けた。
塚田と古川アナの推理の結果は、100点満点中……なんとたったの3点! 以倉さんが塚田と古川アナに、黄檗公園で見つけてほしかったものとは、許波多神社の跡地のことだった。飛鳥時代からの歴史を持つ許波多神社は、明治8年に旧陸軍の火薬庫ができることになり、別の場所へ移転することに。その際に鳥居も必要なくなったが、「地元の大事なもの」として一部が残ったという。宇治のモアイ像は神社の鳥居跡で、モアイ像がある通りは神社の参道だったのだ。

塚田と古川アナは、調査開始早々から謎の正体を鳥居と予想していただけあって、途中で推理の方向性を変えて3点となったことに大ショック! 頭を抱え、「俺たちは何をやっていたんだ!」「またやってしまった。何回やるの!」などと失敗を悔やんだ。なお、この様子は、情報番組『news おかえり』(ABCテレビ)の人気コーナー「古川×塚田のなんでやねん!?」1月14日放送回で紹介された。『news おかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中だ。
