A.B.C-Z塚田僚一の身に放送始まって以来の大ハプニングが発生!? 滋賀・湖南市の田んぼに立つ“邪魔すぎる塔”の役割とは?

滋賀県湖南市には“田植えも稲刈りも超やりにくい田んぼ”があるそうだ。その田んぼの中にはなぜか“塔”のようなやぐらが設置されていた。一体なんのためのものなのか。A.B.C-Zの塚田僚一と、ABCテレビのアナウンサー・古川昌希が理由に迫った。

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【動画】まさかのハプニングで発覚!? A.B.C-Z塚田僚一はノー〇ンだった!

作業が超やりにくいという水田は、東海道五十三次のうち五十一番目の宿場町である石部宿からほど近い、JR草津線石部駅の線路沿いを東へ2キロほど行った先にあった。塚田&古川アナが目にしたのは、田植え機や稲刈り機の邪魔になるに違いない、明らかに場違いで高さのある建造物が立っている水田だった。

5メートルはあろうかと思われる謎の“塔”は、人が登って作業するためのものなのだろうか、上部には手すりのようなものが見られた。このことから古川アナは“戦時中に敵襲に備えて建てられた見張り台”、塚田は“火事を早期発見するための火の見櫓(ひのみやぐら)”とそれぞれ予想を立てた。

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塔をよく観察してみたものの、二段目と三段目の継ぎ目の部分に装飾らしきものがある以外に手がかりを見つけることはできず、一行は周辺調査に切り替えた。するとすぐに形が気になる大きな防火水槽を発見。高さは人の背丈ほどあり、これまでの経験から上部がどうなっているのか気になった2人は、塚田が古川アナを肩車する形で防火水槽の上面を確認してみたが、特にヒントになるようなものは見当たらなかった。

しかし、塚田が古川アナを降ろそうとした瞬間、「なんでやねん!?」始まって以来初のハプニングが塚田を襲う。スタジオも大爆笑となったそのハプニングとは一体……!?

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気を取り直して調査を続けると、2人は増水対策の調整池を見つけ、さらに水害危険個所を知らせる案内地図も発見。件の水田周辺は水深2~5メートルにもなる箇所だったことがわかり、塔は水害に関連する設備で一時避難場所ではないかという見解に至った。

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しかし滋賀・京都の歴史に詳しい「まいまい京都」の以倉敬之さんに確認したところ、水害は一切関係ないとのこと。謎の建築物は湖南市や滋賀県の中だけで収まるような話ではなく、日本全体にとって非常に重要な設備だったそうだ。

石部宿の次の宿場町である草津に行き“野路一里塚”から旧東海道を西へ向かえば一目瞭然でわかるヒントがある、と言われた2人は、すぐさま野路一里塚を目指した。以倉さんの言葉通り、野路一里塚から西へ向かった塚田&古川アナだったが、周辺には歴史の面影がありすぎて、ヒントとなる“モノ”がどれだかわからない状態。

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1キロほどさまよったところで、ようやく「野路在郷軍人用地」と書かれた石碑を見つけた2人は、“軍”というキーワードから「なんでやねん!?」でも頻出の“高射砲”を連想する。結局他にこれといった手がかりもなかったことから、“田植えや稲刈りにジャマな田んぼの中の塔は、戦時中に高射砲を設置した台座跡”だと結論づけた。

これまで何度も高射砲問題を逃してきたこともあり、今回こそはと意気込む塚田&古川アナだったが、以倉さんの評価は「完璧に0点です」と散々なものだった。以倉さんが一目瞭然と伝えた“モノ”は、野路一里塚の目と鼻の先にあった。そこには、通常の橋の隣に、人が通るには幅が狭すぎるアーチ橋がかかっていた。

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さらに周りを注意深く見てみると、すぐ近くのマンホール上に「電話」という文字が。つまり、アーチ橋は電話線を通すための橋だった。昭和24年(1949年)まで電話と郵便は郵政省の前身である逓信省の管轄だったが、昭和初期に日本全国に長距離電話が開通したときは、現在ほど設備が整っておらず、電流を一定区間ごとに補わなければならなかった。

そこで約1.8キロごとに、件の水田に立っていたような設備を造って、そこで電流を増幅させてから次に渡していたということだそう。2人が注目していた塔の装飾も実は「〒」マークで、重大なヒントをまたもや見落とす悔しい結果となってしまった。

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謎としては良問だったにも関わらず、VTR明けのスタジオは塚田に起きたハプニングの話題で持ち切りだった情報番組『newsおかえり』の人気コーナー「古川×塚田のなんでやねん!?」7月2日放送回は、動画配信サービスTVerにて無料配信中だ。なお『newsおかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中。

番組情報

河合&A.B.C-Z塚田×古川アナ「なんでやねん!?」(news おかえり)
毎週(火)

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