「本当に俺の子なのか?」「あの娘を殺すのだ!」 5歳で家族に見捨てられた少女の壮絶過去が辛い『最弱テイマー』第3話
アニメ『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。』第3話で、主人公である8歳少女(CV:鈴木愛奈)の悲しすぎる過去が明らかになった。少女は、5歳で家族から見捨てられて野営生活を送り、心優しい味方を見つけるも死別し、さらには村人たちから命を狙われ始め……!? 理不尽な目に遭う少女に胸が苦しくなる。
【動画】「この世にいていい存在ではありません」「出ていけ!」 家族の言葉に絶望した5歳少女が向かった先は……?
物語の舞台は、全ての人間が神様から「スキル」を与えられる世界。主人公は、「テイマー(=魔物使い)」である8歳の少女・アイビー(CV:鈴木愛奈)だ。最弱ランクのテイマー・アイビーは、「不吉な子ども」であることから故郷にいられなくなり、名前と姿を変えて崩れスライム・ソラ(CV:田村睦心)と旅をしている。
第3話(1月27日深夜放送)で、アイビーが「フェミシア」として生きていた過去が描かれた。3人きょうだいの末っ子として生まれたフェミシアは、家族から愛情をたっぷり注がれて育ったが、5歳の時に不幸に襲われた。その不幸とは、スキルのランクを表す「星」が彼女に1つもないことだ。
優しかった父親は、「星なしは神が見捨てた子だ。どうしてそれが家にいる……」「どうして星なしなんか生まれたんだ」「本当に俺の子なのか?」と態度が一変し、母親は泣くばかり。姉から軽蔑した目で見られ、兄からは「出ていけ!」と乱暴な態度を取られ、フェミシアは森へ逃げた。
そんなフェミシアを、村の占い師・ルーバ(CV:平野文)が助けてくれた。優しいルーバに、文字の読み書きや、罠の作り方、食べられるキノコの種類といった野営生活に必要な知識を教えられ、フェミシアはたくましく成長していった。しかし、唯一の味方であるルーバは3年後に死んでしまった。
フェミシアの絶望はこれだけで終わらなかった。「ルーバの死の原因はフェミシア」という根拠のないウワサが村中で広まり、フェミシアは実の父親から「(娘は)この世にいていい存在ではありません」と陰で言われ、さらには「村に災いが訪れる前にあの娘を殺すのだ!」と村人たちに命を狙われたのだ。
「フェミシア」という名前を捨て、「アイビー」として新しい人生をスタートさせた主人公の少女……。そんな彼女の過酷すぎる過去は、多くの視聴者の心に刺さった。X(旧Twitter)上では、「5歳で人生が決まるのは悲しい」「可哀想すぎて泣けました」「あんなに幸せな幼少期を送りながら急にこの扱い、アイビーの気持ちを考えると胸が苦しい」「クズと理不尽の山盛り 幼い子にソレはちょっと」「いらない子じゃないよ!」といった声が続出した。
アニメ『最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。』の原作は、著・ほのぼのる500、イラスト・なまの同名小説。同アニメは、毎週土曜深夜2時30分より放送中(動画配信サービスTVerにて見逃し配信を実施中)だ。