イスラエル地上侵攻は「必ず行われる」「停戦はありえない」 専門家の予想は的中するのか
大規模な戦闘を繰り広げるパレスチナとイスラエル。この衝突による双方の死者は、合わせて5000人以上と言われている。イスラエルはいつ地上侵攻を開始するのか、停戦の可能性はあるのか、そして尊い命は守られるのか? さまざまな疑問について専門家が語った。
パレスチナのガザ地区を拠点とするイスラム組織「ハマス」が、突然イスラエルを攻撃してから数週間。いまだに罪のない命が犠牲になり続けている。10月17日には、ガザ地区の病院で大きな爆発が起き、471人が死亡したと同地区の保健当局が発表した。イスラエルとパレスチナはそれぞれ爆発の関与を疑われたが、双方は否定していて真相は不明のままだ。
イギリスの公共放送BBCの発表によると、「ハマスがイスラエルに即時停戦と引き換えに人質解放を提案した」という。これによって問題が解決しそうだが、専門家たちの考えは逆だ。中東研究の第一人者である国際政治学者・高橋和夫氏は、「イスラエル側はハマスの撃滅を第一目標にしていて、人質の問題については『なるべく無事に帰ってくればいい』といった考え。平たく言えば『犠牲になっても戦うぞ』と考えている」とコメント。元戦場カメラマンで軍事アナリストの黒井文太郎氏も、「停戦はありえない」と同意した。
また、イスラエルの地上侵攻について、黒井氏は「必ず行われる」と断言。高橋氏も「地上戦はほぼある」とし、「来週(10月23日の週)に大きな動きがあるかもしれない」と予想した。
イスラエル・パレスチナ情勢については、情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』10月21日放送回で詳しく紹介された。動画配信サービスTVerで無料配信中の同放送回では、イスラエルやウクライナを支援し続けるアメリカの問題や、中露首脳会談と両国の大統領の真意についても学べる。
「イスラエルの第一目標はハマスの撃滅」「イスラエルは犠牲が出ても戦う意志が強い」「パレスチナとの停戦はありえない」 中東情勢について専門家が徹底解説した情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』を無料配信中