飲みすぎて朝帰り、度重なる遅刻…「ちゃらんぽらん」だった息子が父の荒療治で立派な店主に! 大阪・千林、タンメンが人気の人情町中華に潜入!

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街のおいしい店に潜入し、店主の人柄からにじみ出る人気の秘密を発見するシリーズ「実録!人情食堂」。今回は、大阪市旭区で愛される町中華を取材しました。

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京阪・千林駅から商店街を歩くこと約4分。かわいらしい“おばちゃん”の看板が目印のお店は、その名も「おばちゃんとこ」。千林エリアで人気の町中華です。切り盛りするのは、3代目店主の村上洋平さんとその母・佳津紀さん。1964年に洋平さんの祖母で創業者の美枝子さんが南森町に店を構え、以来およそ60年にわたって営業を続けてきました。

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場所が千林に変わっても、愛着ある店名や看板とともに洋平さんが守り抜いてきたのが、創業当時から愛されるラーメンと炒飯のセット。60年前から変わらない、昔ながらの味わいが人気の定番メニューです。

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そして、さらに人気なのが、洋平さんが1年前に開発したオリジナルメニュー「千林タンメン」。たっぷりの野菜にチャーシュー、具だくさんでご飯のおかずにもなるタンメンは、今やお客さんの8割が注文する新たな大看板です。

そんな「おばちゃんとこ」の仕込みが始まるのは朝7時。この時間に厨房にいるのは佳津紀さんだけで、洋平さんがお子さんを保育園に送りに行っている間、スープ作りを進めていきます。

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お仕事中の佳津紀さんに“息子さんはどんな人?”と質問すると、「今は責任持ってやってくれてるからしっかりしてるけど…」と意外な過去が明らかに。店を手伝い始めたころは「ちゃらんぽらん」で、夜遅くまで飲んで朝帰りすることや、遅刻も多かったそう。

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「店をやりたい」と言いながらも粗相を繰り返す洋平さんの態度に耐えかね、息子を変えようと荒療治に打って出たのは、当時の店主だった父・純さん。「(責任感を持たさなあかん」「俺は明日から一切店に立たへん」と佳津紀さんに告げると、翌日から厨房に入るのをきっぱりとやめてしまったのです。

突然お店を背負うことになった洋平さん――。まもなく出勤してきたご本人に当時の心境を聞いてみました。それまでやっていたのは皿洗いや接客が中心で、調理はほぼ純さん任せ。それだけに不安も大きく、眠れない日が続いたとか。

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そんな洋平さんの窮地を、隣で必死に支えたのが佳津紀さんでした。洋平さんはすでに作ることができていたラーメンを担当。炒め物は当初、もっぱら佳津紀さんが調理していました。「母親がおらんかったら、今もう絶対やってへん」と洋平さんは母への感謝を口にします。


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仕込みを終え、10時半にお店が開くとさっそくお客さんが。「何を食べてもおいしい」と絶賛する常連さんのイチオシは、あっさりしていていくつでも食べられる「餃子」。山椒をきかせた四川風麻婆豆腐や、香ばしく炙った焼豚に卵を添えたチャーシューエッグも人気です。

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午後3時、昼営業が終わると洋平さんが出かけるのはボクシングジム。お酒に逃げていた昔の自分を戒めるため、己を限界まで追い込むボクシングを日課にしているそう。お店を背負う洋平さんの本気の「覚悟」が伝わってきます。

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ボクシングから戻ると、休む間もなく夜営業。夜も続々とお客さんが訪れ、「おばちゃんとこ」は連日大盛況。しかし、千林に移転してきて半年ほどは閑古鳥が鳴き、店を閉めることを考えるほどのどん底が続いていたといいます。

経営の危機を脱するきっかけとなったのが、妻・加代子さんの一言でした。「“お盆も休みなかったし、旅行に行きたい”って言われて」家族で出かけた東京旅行。そのときに食べたタンメンのおいしさに刺激を受け、試行錯誤の末に作り上げた「千林タンメン」が、店を支える人気メニューになったのです。

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新たな味を生み出しながら、先代から受け継いだ店を守り続ける洋平さん。大切な家族や常連さんなど、たくさんのつながりに支えられながら人々を笑顔にする「おばちゃんとこ」は、とても素敵な人情食堂でした。

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「実録!人情食堂」は、9月23日(水)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

『newsおかえり』YouTubeチャンネルで配信中

番組情報

news おかえり
毎週 月曜~金曜 ごご3:40~よる7:00

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