「ワクチンに当たり外れはある」 インフルエンザが季節外れの大流行…はたして接種すべき?

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例年では12月~翌3月に流行するインフルエンザ。しかし、2022年末の流行が収束しないまま2023年に突入し、10月にはついに注意報レベルの水準に達した。異例である感染者の爆発的な増加に加えて薬不足の問題もある中、ワクチンは接種した方が良いのか?

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インフルエンザの感染者が急増している原因はいくつかある。ワクチンの専門家・内田智士氏いわく、原因は国による新型コロナウイルス感染症の水際対策が4月で終了したこと、7月からの冷房使用で換気が不足したこと、9月から学校内感染が広がったことだという。中でも、「約3年間のコロナ禍は感染対策でインフルエンザが流行しなかったが、今は免疫が不十分な人が多い」のが一番の原因だと語った。

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インフルエンザの感染予防対策といえば、やはりワクチン。内田氏によると、ワクチンはWHOと国立感染症研究所がその年に流行する型を予測して製薬メーカーが製造しているそうだ。そのため、「当たり外れはある」という。しかし、「多少外れても重症化しにくい効果はある」そうで、「薬不足が問題となっている2023年は、ワクチンを接種した方が良い」と推奨した。

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また、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症のワクチンを同時に接種して良いかも気になるところ。これに対して内田氏は、「一応、それぞれ有効性・安全性は確立されている。しかし、現在流行している肺炎球菌や帯状疱疹などのワクチンは、コロナワクチンと分けて接種するように」と注意喚起した。

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そのうえで、京都大学大学院教授の藤井聡氏とともに、「同じワクチンでも人によって副反応の有無に違いがあり、リスクがゼロでないことも理解して、自分自身で接種する・しない判断が必要」と呼びかけた。 急増するインフルエンザについては、情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』10月14日放送回で詳しく紹介された。

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動画配信サービスTVerで無料配信中の同放送回では、パレスチナ・ガザ地区を拠点とするイスラム組織「ハマス」とイスラエルが戦争状態になっている問題や、チケットの高額転売問題についても学べる。

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