「大改造!!劇的ビフォーアフター」2時間SP 冬の朝も大雨でも、風呂は外。84歳の母が暮らした“過酷すぎる古民家”が一変
匠によるリフォームで家族の問題を解決する番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」。1年ぶりとなる2時間スペシャルが10月4日(日)に放送された。
【TVer】「大改造!!劇的ビフォーアフター」2時間スペシャル! 築120年、難問山積み物件「水回りが全部外にある家」を劇的に大改造
今回の舞台は、奈良県にある築120年の古民家・Y家。この家に住んでいるのは、膝関節症を患う84歳の女性。2年前に夫を亡くした後は長男が母を気遣って同居を始めたが、問題山積みの家を案じ、番組にリフォームを依頼した。このリフォームを機に、長男夫婦もここに引っ越してくるという。
この家の最大の問題は、洗面・洗濯・風呂など日常に必要な水回りがすべて屋外にあること。奈良盆地特有の底冷えが襲う冬の朝夕や大雨の日であっても、毎日外に出なくてはならない。加えて、裏の洗面所やお風呂の出入口には50cm以上もの高低差が存在するなど、家のいたるところに段差があって、生活導線は危険だらけだ。
また、ガラス戸は単板で隙間風が吹き込み、床からは地面の冷気が直接伝わる。冬場は家の中でも服にカイロを貼っていると女性はいう。
不便で危険な家だが、女性にとっては亡き夫との「想い出の結晶」だ。夫は生前、仕事から帰ると毎日夜遅くまでスコップ1本で庭の池を掘り、そこに鯉を泳がせ、手作りの橋や自家製浄化システムを作り上げるなど庭の池に愛情を注いできた。
物理的なバリアを排除しながら、夫婦の記憶を未来へ遺すという難題に立ち向かったのは、「京町家の粋人」と呼ばれる匠・坂田基禎と「ビフォーアフター工務店」の魔裟斗(元K-1世界王者/元解体・配管工)。二人の手で、さまざまな問題が解決された。
屋外にあった水回りスペースには、古瓦60枚と古い梁を再利用した「井戸端会議ベンチ」を設置。親戚や近隣住民と気軽に交流できるコミュニティの場へ再生した。母屋の室内には高断熱のユニットバス、室内洗面脱衣所・洗濯機置き場を新設。風呂場には、亡き夫が「風呂から見たい」と切望していた池を臨む絶景窓も設置された。
玄関から続いていた複雑な段差や狭い廊下は、玄関から池のある裏庭まで7メートルを一直線につなぐバリアフリーの「通り土間」に大変身。裏庭に続く引き戸には、匠特注の鯉を彫刻したガラスがはめられた。
女性がテレビを見ていた居間と亡夫の部屋は、一面フラットで開放的なリビングダイニングに。女性のために、緩やかな段差の手すり付き階段も設置された。人が集まる家ということで、天板の高さを調整・連結できる伸縮テーブルも置かれ、ふすまを外せば隣の座敷までつながり、32畳の大空間として使うこともできる。
隙間風や底冷えのしていた女性の部屋には、壁・天井・床の完全断熱と床暖房を設置。トイレ・洗面所へ段差なく直結するショートカット動線を確立した。亡夫の写真がプリントされた毛布を愛用する女性のために、壁紙には40代のころの夫婦写真のプリントも施された。
Y家のシンボルでもある池や庭は、これまで縁側から一度外へ降りなければ鑑賞できなかった。そこで、ナレーションの決めゼリフ「なんということでしょう!」とともに登場したのが、室内から段差なくフラットにつながる12畳の大型ウッドデッキだ。リビングから池を望めるようになり、バーベキューも楽しめる。
この家を見て女性は、仏壇の亡夫に「おじいちゃん、段差につまずくなとよく言うてくれたけど、もうその心配してくれんでもええよ。息子夫婦と3人で仲良くして、おじいちゃんの残してくれた池を見ながら長生きして、おじいちゃんのところへ旅立ちます。それまで待っててくださいよ」と報告した。
ABCテレビ・テレビ朝日系列で10月4日(日)に放送された「大改造!!劇的ビフォーアフター」2時間スペシャルは、TVerでも無料見逃し配信。















