「なぜメーカーの涙ぐましい努力を台無しにする改正がされてしまうのか」ビールをめぐるメーカーVS国の“30年戦争”に眞鍋かをり「ひどい!」
「第3のビールも本当に美味しくなったのに……」メーカーが工夫を重ねるたび、なぜ税率が変わってしまうのか。酒税法改正に疑問を投げかけた眞鍋かをりが、「ひどい!」と思わず声を上げた。
【TVer】酒税にも消費税!? “税金に税金”がかかるお酒代のカラクリ
10月1日に施行された改正酒税法では、ビール系飲料の税率が一本化された。ビールは350mlあたり約9円の減税となった一方、麦芽比率25%未満の発泡酒や第3のビールは増税となった。
これに眞鍋は、「『第3のビール』も本当に美味しくなったのに、なぜいつもメーカーさんの涙ぐましい努力を台無しにするような改正がされてしまうのですか?」と疑問をぶつけた。
さらに、「味とかももう、本当にめちゃくちゃ進化してるじゃないですか」と、第3のビールだけでなくノンアルコールビールまでおいしくなったとメーカーの努力を評価。「そこまで頑張ってやってくれてるのにひどい!」と不満をあらわにした。
中央大学法科大学院教授で弁護士の野村修也氏は、メーカーは少しでも安くビールに近い商品を提供しようと工夫を重ねてきたが、その歴史は国との“いたちごっこ”でもあったと語る。
始まりは1994年。サントリーが、当時67%以上だったビールの麦芽使用率の基準を下回る65%に抑えた発泡酒「ホップス」を発売した。ビールより低価格でヒットすると、国は麦芽使用率50%以上の発泡酒について、ビールと同額になるよう税率を変更した。
そこでメーカー側もさらに工夫する。1998年にはキリンが麦芽使用率を25%未満まで減らした「淡麗」を発売。アサヒも「本生」で続き、低価格の発泡酒市場が拡大すると、今度は麦芽使用率の低い発泡酒も増税された。
それでも攻防は終わらない。2004年には、サッポロが麦芽ではなくエンドウたんぱくを使った「ドラフトワン」を開発。“第3のビール”という新たな市場を切り拓いた。
発泡酒を生み出せば税率が変わり、さらに麦芽使用率を下げれば再び増税。第3のビールという新たな市場を開拓しても、その税率は引き上げられた。
こうしたメーカーと国の攻防について、野村氏は、庶民が少しでも安く酒を楽しもうとする気持ちを、税金を取るために「本当に挫いてきたんですよ」と指摘した。
なお、酒税法改正やメーカーと国の約30年にわたる攻防について議論された模様は、10月3日に生放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)で紹介された。








