「地獄のような6分間」歌舞伎界のプリンス、市川團十郎の舞台で味わった“恐怖のアドリブ”
歌舞伎俳優・尾上右近が、市川團十郎との舞台で味わった「地獄のような6分間」を明かした。動きやセリフなどすべてが細かく決められた『助六』という演目だったが、右近の役どころだけがアドリブで……!?
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歌舞伎の台本というものは、絶対に言わなければならないセリフなど、大まかなことしか書かれていないそう。役者は役を演じる際、その役を得意としてきた先輩に教えを請い、演技の“レシピ”を受け継ぎながら自分なりの表現を加えていくのだという。
そんな歌舞伎の世界で、右近が強烈な緊張を味わったのが、十三代目市川團十郎白猿主催の『助六』に出演したときのことだった。
約2時間にわたる舞台は、動きやタイミングまで細かく決められた「めちゃめちゃカチッとした演目」。ところが、そんな中で右近の役だけは、約6分間の“フリースタイル”だったという。
台本には何も書かれておらず、團十郎から具体的な注文もない。自分で何をするか考えなければならず、「これ地獄のように大変だった」と右近は振り返る。
さらに右近は、稽古でも本番用の内容を披露しなかった。「アドリブでやろうと思ってることをお稽古でやることほど恥ずかしいことない」という右近は、稽古のときは自分の出番になると「はい、いろいろありました」と済ませ、そのまま引っ込んでいたという。
本番で披露する6分間を、稽古では見せないまま初日を迎えた右近。ぶっつけ本番で臨んだ心境を「もうドキドキでしたね」と明かした。それでも初日の舞台を終えると、團十郎は喜んでいたという。
なお、尾上右近が市川團十郎との舞台で味わった「地獄のような6分間」について語った様子は、8月26日に放送された「これ余談なんですけど・・・」(ABCテレビ)で取り上げられた。








