甲子園“逆転優勝”の知られざる舞台裏! 智弁和歌山・主将の手術や監督が見た涙に胸熱

「夏の甲子園」第108回全国高等学校野球選手権大会15日目(最終日)となる8月22日、決勝で智弁和歌山(和歌山)は健大高崎(群馬)と対戦。終盤に一時逆転を許すもその回の裏で再逆転し、激闘を制して優勝した。その舞台裏には、知られざる“球児たちのドラマ”があった。

【TVer】劣勢のときこそ鼓舞する、智弁和歌山の伝家の宝刀『ジョックロック』 「魔曲来た!」健大高崎がザワつき、球場の空気が一変した瞬間

智弁和歌山は、2回裏に2点を先制。しかし5回表で健大高崎に1点差に迫られ、最も警戒していた石田雄星主将に8回表で2ランホームランを許し、逆転される事態となった。

差はたった1点……。その回の裏で、智弁和歌山の3年生たちは粘りを見せた。4番バッターの山田凜虎選手が死球を受けて出塁すると、応援団による『ジョックロック』が鳴り響いた。数々の逆転劇を生み出してきたことから『魔曲』と呼ばれている同曲は、今回も選手たちを鼓舞した。

続く楠本龍生選手は、センターへポテンヒット。代打の松本虎太郎主将が見事送りバントを決めて1死二、三塁とチャンスを広げると、川原一将選手がスクイズを成功させて同点に。

さらには健大高崎バッテリーのミスで、ついに1点を勝ち越し。4対3で試合終了となり、智弁和歌山は5年ぶり4度目の優勝を執念で掴んだ。

試合のポイントについて楠本選手は、「8回の松本の送りバントと、川原が緊張しながらスクイズを決めてくれたところ」とコメント。すると中谷仁監督が、「帰って来たときに(川原が)ベンチで泣いていて」と明かす一幕も。これに川原選手は、「緊張しまくっていて心臓がバクバクだったので涙が出ました」と恥ずかしそうにしながらも、成功した喜びを語った。

キャスターの斎藤佑樹氏も、楠本選手が挙げた松本主将のバントに注目。「緊張感のある場面で1球目できっちり送りバントを成功し、僕はこれが(試合の)流れを変えたと思う」とコメントした。

そんな松本主将は、1年生から甲子園に出場し、大きな期待を背負ってきたが、今年6月末にケガの手術のためチームを離脱。「ベンチ入りメンバーから外してください」と申し出たこともあったそうだが、驚異の回復力で甲子園に間に合わせ、あの“魂のバント”を決めたのだった。

そして、その熱い気持ちは川原選手にも伝わり、「キャプテンが繋いでくれたので何が何でも決めたい」という思いからスクイズを成功。結果的に、全員で優勝を掴み取ったのだった。

なお、手に汗握る智弁和歌山と健大高崎の試合ハイライトは、8月22日に放送された『熱闘甲子園』(ABCテレビ・テレビ朝日系列)で紹介された。

【TVer】智弁和歌山・松本虎太郎主将の送りバント→川原一将選手の同点スクイズ……“試合の流れを変えた瞬間”をリプレイ

番組情報

熱闘甲子園
8月5日(水)の開幕〜決勝戦まで連日夜放送 ※休養日除く ※変更の場合あり

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