家族に「かっこいい姿」を見せたい63歳から、「シルク・ドゥ・ソレイユ」を目指す天才少女まで! 大阪のアクロバットスクールに通う人々に密着!!
関西の“人が集まる場所”で出会った人たちに、そこにやってきた気になる理由を聞く「関西見聞録〜あなたはなぜソコに!?〜」。今回は、世界基準の技が学べる大阪の人気アクロバットスクールをのぞいてみました。
大阪市港区にあるアクロバットスタジオ「POWER ARTS」は、体ひとつで障害物を飛び越えるパルクールや、布を使い空中で華麗に舞うエアリアル、蹴り技とアクロバットが融合したトリッキングなど、世界基準の技を基礎からマスターでき、多くの日本一や世界一を輩出している日本屈指の本格派スクールです。
まずは、バク転や宙返りを教える「アクロバット」の授業に潜入。奈良から2時間かけて通っているという若い女性は、「人生で1回は回ってみたいな」と1年前に入会。基本のバク転よりも先に高度な“ロンダートからの宙返り”通称「ロン宙」をマスターしてしまったツワモノで、アクロバットが「ただただ楽しい!」と笑顔を見せます。
スクールの最高齢、西田泰敬さんは御年63歳。「家ではダメ親父」と自嘲しつつも、家族にかっこいい姿を見せたいと通い始めて今年で11年。汗と努力の結晶ともいえる大技をカメラの前で見事にキメてくれました!この上達ぶりには家族も驚いているそうで「いつも知らん顔されてるんですけど、“お、やるやん!”って」とうれしそうに話してくれました。
【動画】「忍者」の技にあこがれてアクロバットを始めた20代の男性や、「かっこよくモテたい」とバク転の習得に励む55歳の男性など動機はさまざま
続いては、今注目のスポーツ「パルクール」の授業。道具は一切使わず、己の肉体だけで走り、登り、跳びながら目の前の壁や障害物をアクロバティックに攻略していくフランス発祥のアーバンスポーツです。
そんな若者の最先端ストリート技に、今春から挑戦しているのは54歳の男性。家族には「その歳でなんで?」と驚かれたそうですが、鬼ごっこのように「遊んでる感じで楽しめる」とその魅力にハマっているそうです。
大人が苦戦する技を軽々とこなすのは、スクール歴3年の中学生・小原諒亮さん(15)。パルクールは日常生活にも役立っているようで「学校に遅刻しそうになったとき、(通学路を)ショートカットできるんで便利」だそう。
布を使った空中パフォーマンス「エアリアル」の優雅な技を披露するのは藤原歌愛さん(14)。エアリアルの日本大会で優勝し、世界大会でも2部門優勝を果たした実力者で、スクール生みんなのあこがれの的です。
世界的エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」で活躍したいという大きな夢を抱く一方、「観覧車が無理です。ここ(エアリアル)は命綱があるけど、観覧車は座ってるだけやから怖い」というかわいらしい弱点を打ち明ける歌愛さん。大阪から世界へ羽ばたく日を目指し、今日も技を磨きます。
スクールには、親元を離れて寮生活を送りながら夢を追う若者たちの姿も。彼らが在籍するのは、3年をかけて本格的に技を学ぶ「アカデミーコース」。現在、4人の高校生が暮らす寮にお邪魔してみました。
時刻は朝9時。キッチンでは大江優多さん(15)が朝食の準備をしていました。買い物や料理、洗濯、掃除まですべて自分で行う寮生たち。夕方の授業までは自由時間ですが、全員が通信制の高校に通っているため、学校の宿題などをして過ごします。
一見、どこにでもいる高校生。ですが、授業が始まると表情は一変します。全日制の高校から転校してきた氏橋太巧さん(16)は「パルクールを極めたい」と真剣そのもの。
子どもからシニアまで、年齢も職業も違う人たちが集まる「POWER ARTS」。そこには、己の限界や夢に向かって挑み続ける人々の姿がありました。
「関西見聞録」は、7月2日(木)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。















