『第47回ABCお笑いグランプリ』準決勝 12時間芸人舞台裏大密着記!! PART3 「おは朝」レギュラーを狙う生姜猫 「エレクトーンも俺がやる!」

『第47回ABCお笑いグランプリ』準決勝が6月16日に大阪のABC朝日放送に隣接するABCホールで開催された。総エントリー数583組中、準決勝に進出が出来たのは40組。そこから7月26日(日)にABC朝日放送から生放送される決勝に進出が出来るのは、たったの12組。

【ここまでの12時間芸人舞台裏大密着記PART2 イチゴ『ダメだよ、強盗なんかしたら!』】

ラストとなるPART3の今回は、生姜猫の3人から三遊間のさくらいという大阪芸人2組の準決勝出番後を直撃することに。そして、ABEMAでの決勝進出者生発表スペシャル生配信まで見届ける。いよいよ、『第47回ABCお笑いグランプリ』準決勝12時間芸人舞台裏大密着記最終章。

©️ABCテレビ

昼3時55分。準決勝終了。最終Fブロック3組目で登場した芸歴4年目で全員今年24歳のヤングトリオ生姜猫に話を聴くことに。去年はM-1グランプリ準決勝に進出して、UNDER5 AWARD決勝進出NHK新人お笑い大賞準優勝。今年は、ytv漫才大賞決定戦進出などノリにノル3人。今回も確実にウケただけに、その表情は自信で満ちている。

©️ABCテレビ

ケージュ『思ったより手応えありました』

川崎『わりとやっているネタですけどウケましたね』

カンサイ『今までで一番ウケました』

――この1年での躍進は本当に凄いですよね。

ケージュ『出来過ぎですよ』

川崎『去年めちゃ良くて、今年は超えないといけないので、痺れさせてやろうと』

カンサイ『去年が好きです。好きな2文字は去年。好きな数字は2025』

 とここまでは、準決勝終わりらしいインタビューであったが、この後、話題は急激に急変する。と言うのも、3人(正確には川崎は違うという説も…)は子供時代から熱烈な『おはよう朝日です』ファン。ABCマガジン編集担当者がABC朝日放送マーケティングPR部所属で、長年『おは朝』で司会を務めた喜多ゆかりPR担当スタッフということもあり、急遽記念撮影は行なわれるわ、気が付いたら『おは朝』話題一色に!

©️ABCテレビ

ケージュ『ABCお笑いグランプリ優勝したら、『おは朝』レギュラーになれるかもですよね! でも、すぐだと対応が出来ないので、スタジオやロケでの実力もついた2029年か2030年頃が良いですね』

川崎『今後、東京行くかもですが、それでも『おは朝』レギュラーだけは大阪に残してから、東京に行きます』

カンサイ『エレクトーンも俺がやる!』

©️ABCテレビ

ここからも好きだったコーナーやレギュラー出演していた先輩芸人たちなど話が尽きない。ABCお笑いグランプリの話が少なくないかと考えつつも、東京芸人にもABCお笑いグランプリが門戸を開いて約15年の中、やはりABCに愛着がある大阪芸人が活躍するのは関西人としても嬉しいなと微笑ましくなる。

そして、準決勝は出番が終わると決勝進出者発表まで長くて6時間近く空く。そこで、その間芸人さんはどのように過ごしたのか聞いてみた。【密着記PART1】でココア論争を繰り広げたセンチネル・トミサットはABC本社近くにあるホテル阪神内の「スシロー」へ。えんがわが人気のようだ。

©️ABCテレビ

(春とヒコーキ・土岡哲朗、エグい速さ・キタムラタクロー、おミルク・堀駿平、江戸川ジャンクジャンク・地面万、センチネル・トミサット)

また、ココア論争のただならぬ刀・ダニエルは、ぺ・カタヤマヨシヨらとご飯を食べに。その際、ぎょうぶの澤畑健二が登場し、全員分のご飯をおごってくれたというかっこ良すぎるエピソードまで教えてくれた。

©️ABCテレビ
©️ABCテレビ

外でリフレッシュする芸人さんが多い中、最後のFブロックでの出番だった生姜猫・ケージュは、発表までさほど空き時間もないので、仲間が集まる控室でコンビニのそばをみんなで円を囲むように仲良く食べていた。

©️ABCテレビ

(めぞん・吉野おいなり君、豆鉄砲・東健太郎、三遊間・稲継諒、生姜猫・ケージュ)

さて、大阪で準決勝が開催されるようになった一昨年の大トリは令和ロマンであり、去年の大トリはエバース。2組とも前年にM-1グランプリ決勝進出したコンビであり、今年も去年の決勝進出コンビ・めぞんが大トリを務めた。3組とも東京芸人であるが、やはり関西人としては大阪芸人の躍進が気になるのも事実。この日、大トリ1組前は三遊間。実質、大阪芸人としてはトリでもある。地元でもあるだけに、大トリ同様の盛り上がりを魅せつけた三遊間のさくらいに話を聴くことに。テレビやラジオなど露出も増えており、今年30歳を迎えて、まさに脂がのっている。

©️ABCテレビ

さくらい『ABCお笑いグランプリは格式ある大会で1回は決勝に出たいです。でも、人生的な満足感で言うとファイナリストは凄いですけど、芸人として上がっていく上では決勝に出ただけでは物足りない』

――大阪芸人のトリとしての手応えは、いかがでしたか?

さくらい『意識せずですね。『思ってるより、こいつ冷静やな。沸き上がらへんな』と想わせていたら申し訳ないです。やはり最初のAやBのブロックがお客さんも元気で盛り上がるので、前の方の出番が良かったなと』

 ここからも色々と聴いてみたのだが、想っている以上に冷静で分析魔であり、全く浮ついていない。『一舞台としてウケたのは、めちゃ嬉しいです』という言葉は何とか引き出せたが、その後も冷静沈着な分析は続く。でも、考えたら至極真っ当である。芸歴8年目で今年30歳であり、去年は次点で決勝進出ならず、決勝生放送当日は前説という経験もしている。いくらウケたとはいえ、結果が出ていない状態では、コメントも中々出しにくいであろう。インタビュアー泣かせとまでは思わないが、インタビュアーの質問に決して流されることなく、自分の意思を貫いて全くブレることなく喋れる演者は強いということは再認識が出来た。

©️ABCテレビ

夕方6時。南海キャンディーズの山里亮太と福戸あやアナウンサーによる進行で、決勝進出者生発表スペシャルがABEMAで生配信される。決勝進出者は既に報道されているように、センチネル・ソマオ・ミートボール・ゼロカラン・江戸川ジャンクジャンク・ヨネダ2000・ぎょねこ・金魚番長・ダウ90000・エグい速さ・豆鉄砲・生姜猫・三遊間の12組。夕方6時20分には発表が終わり、そこからは決勝当日のA・B・Cの3ブロック分けの抽選が行われた。

©️ABCテレビ

夜7時。全てが終わり、ABCホールから12組がABCに戻ってくる。生姜猫の川崎は『優勝するしかないっすね』とつぶやき、三遊間のさくらいも少しは緊張から解放されたのか、笑顔を見せながら『大阪からは2組しかいないので、おこがましいですけど、大阪を背負いたいですね』と強い言葉を伝えてくれる。そう現大阪芸人は2組しかいない。それだけに期待値が上がる。蓮見も『一安心ですね。でも、ここから(ネタを)叩かないと』と気を引き締める。

©️ABCテレビ

お笑いファンは、今まさに12組の誰が優勝するかというお笑い論争が繰り広げているだろう。準決勝12時間という朝から夜まで密着したが、そう言えば、この日一発目の取材も論争ごとであった。

『ココア論争があったから、今があります!』

そんなセンチネル・トミサットによる決勝進出発表後の言葉で〆ましょう。

©️ABCテレビ
©️ABCテレビ

夜11時。夜行バスが芸人と小道具と様々な想いをのせ、東京へ。後は、兎にも角にも7月26日(日)昼2時30分からの決勝生放送という真のお笑い論争を見届けていきたい。

©️ABCテレビ

(取材・文/鈴木淳史)

(企画・撮影/喜多ゆかり)

番組情報

ABCお笑いグランプリ2026
決勝は7/26(日)午後2時30分~生放送

関連記事

おすすめ記事 おすすめ記事