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「ポツンと一軒家」エアコンなし、自給自足の0円生活も? 自然と共に生きる4世代の豊かな暮らし

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衛星写真でみつけた謎の一軒家の実態を徹底調査する番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ)。6月14日(日)の放送回では、山口県のポツンと一軒家を訪れた。

【TVer】山とともに生き、自然の豊かさに感謝しながら暮らす山口県のポツンと一軒家。4世代にわたる家族の物語とは…!?

細い山道の突き当たり、斜面を細長く切り開いた棚田に囲まれた大屋根の古民家に到着した捜索隊。不在だったこの家の主に代わって迎えてくれたのは、「私は通いの農家」だと話すご主人の父(75歳)と、この家に住む介護士の奥さん(45歳)、息子さん(17歳)。今はこの家に、庭師のご主人(44歳)と3人で暮らしている。

ご主人が結婚を機に、この家に一人で暮らしていた祖母(91歳)と同居。しかし6年前から、祖母は利便性の良いふもとの集落に移住して、ご主人の父・母(70歳)と暮らしている。現在は、ご主人一家が家を守り、両親と祖母が集落から通い、ひとめぼれと日本晴(酒米)、2種の米を作っている。酒米は兵庫県の白鶴酒造に納めているのだそう。

4世代の集う大きな母屋は築150年ほど。母屋の隣にある元牛小屋だという納屋には、「メバル釣りのプロを目指している」という釣り歴14年の息子さんの釣り道具がぎっしり。中学で不登校になったときに釣りに救われ、今では地元のシーバス釣りの大会で優勝するまでの腕前になった。そんな息子さんがこの家で毎日担当しているのが、風呂の火を焚くこと。浴槽はホーローだが薪焚きの五右衛門風呂。薪割りもお手の物だ。

冬は寒いが、夏はエアコン要らず。田んぼの水の上を山の風が通り、涼を運んでくれる。奥さんの実家も兼業農家だったため、山奥の田んぼの中のポツンと一軒家に抵抗はなかったし、祖母が畑で作る野菜のおかげで自然の豊かな恵みを知ることができたという。

91歳の祖母は、週に2回、ふもとの町からやってきて畑作業をする。それが元気の秘訣だという。祖母は20歳でこの家に嫁ぎ三女をもうけた。当時は道路が整備されておらず、タクシーは下の集落までしか入れず、花嫁衣装で地下足袋に履き替えて、4キロの山道を歩いてお嫁入りした。

息子さんが「おばあちゃんと一緒に山菜採りに行く」というので、捜索隊も同行。山でタケノコ、草地でワラビやフキを採ると、お風呂の灰でアクを抜いて天ぷらに。奥さんは「お肉以外のものは、何でもまかなえてしまう。0円生活もできそう」と笑う。

年に1度の大仕事、田植えが始まった。91歳の祖母は、17歳のひ孫と76歳の義息子が息を合わせて田植えを行う様子を見守る――。この土地で過ごす穏やかな時間を、奥さんは「こういう環境を手に入れたいと思ってる方もいっぱいいらっしゃると思いますけれど、なかなか手に入るものではない。せっかくのご縁。手放すのは簡単だけれど、続けられるうちは楽しんで過ごしていきたい」と語る。息子さんも「楽しい。この場所は結構好きっすね」と満面の笑顔を見せた。

代々受け継いできた山の上の棚田に4世代が集い、ゆっくり穏やかに時間が流れる。手に入れたくても手に入らない、至福の時間。91歳の祖母が結婚し、この山に来てからもう70年。歴史ある家屋を孫夫婦が住み継ぎ、ひ孫もお気に入りのこの土地で、棚田はまだまだ続いていく。山が黄金色に染まる実りの秋が、今から楽しみだ。

ゲストに小倉優子とKANO(@one five)を迎えたバラエティ番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ)は、6月14日(日)の放送で紹介された。

ABCテレビ・テレビ朝日系列「ポツンと一軒家」は、毎週日曜ごご7時54分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。

【TVer】棚田の石垣には山菜のユキノシタが。その傍でウドを掘り出し、家の裏ではキクラゲも採取
 


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