「サスペンスにするつもりはない」ドラマ『エラー』チーフプロデューサーが明かすこだわり――なぜ「第5話から観ると後悔する」のか!?

GWはいかがでしたか?せっかくの連休なので、家の大掃除をしようと思っていたのですが、ドラマのイッキ見やSNSの誘惑に勝てず、ずっとゴロゴロしてしまいました。ある意味、最高の休日の過ごし方かなと今、自分に言い聞かせています(笑)。

ドラマのイッキ見といえば、わたしがPRを担当しているドラマ「エラー」もいまならTVerで第1話~第4話まで無料で観ることができます。イッキ見できるのは、第5話が放送される5月10日までとなります!そして、もう第5話、早いですね…。物語も後半に突入するということで、本作のチーフプロデューサー・松崎智宏さんにドラマへのこだわりについてお話を伺いました。作品の裏側を知れば、もっとドラマが楽しくなるはずです…!

―― チーフプロデューサーお気に入りのシーンはありますか?

 第2話のユメと未央が(未央の母が亡くなった)ビルに鍵を壊して侵入し、刑事の遠藤に見つかって、警察署で話を聞かれることになったシーンです。ユメが「なんで一瞬で自殺って断定したんですか?今だって、なんでちゃんと捜査し直さないんですか?捜査ミスがバレたらヤバいからですか?」「だって、目撃者まで出てきたんですよね?警察だったら、その……突き落としたかもしれない奴の正体くらい、さっさと突き止めたらどうなんですか?」と啖呵を切って、未央はそんな風に言ってくれた人がはじめてで、ちょっと嬉しくなるというところです。このシーンには全然違う感情が3つあるのと、ユメはなんでそんな啖呵を切ったのだろうというのがあり、この撮影が上手くいけばこのドラマはきっといい作品になると思っていたシーンでもあります。

―― 撮影でのこだわりはありますか?

監督と意見がバッチリあったこだわりでいうと、誘導するようなことはあまりしてないです。ここ泣けますとか、ここ驚きますとか、ここほっこりしますみたいな目線の誘導は、特にお芝居の部分で意図的にしていません。キャストが台本から感じたままのお芝居を客観視点で撮るような形で、「感情の誘導をするためのお芝居はしなくていい」と伝えていて、その方法はともすればドライかもしれません。観ている人はグッとくると思いますが、誰か一人の視点で撮るみたいなことはやっていないです。

―― ドラマを観ていて、ストーリーに対し、後ろで流れている音楽がポップに感じたのですが、どんなイメージで劇伴を担当するjizueさんと作られたのですか?

「サスペンスにするつもりはありません」とお願いしました。このドラマの台本をたぶん普通に読んだらサスペンスに寄ってしまうのですが、やりたいのは“ラフな切実さ”で、そのラフな方に焦点を当ててこの台本を読んでください、と依頼しました。ブラックコメディというと日本のドラマであまり馴染みがないかもしれませんが、その心づもりでドラマを撮っています。人が亡くなったとしても、24時間一度も笑わないかといわれると、そうではないと思っていて、そこを描くドラマがあっても良いと思っていたので、音楽もその形でお願いしました。

―― 最後に、第5話以降のみどころを教えてください。

もし仮に、第5話から観た人がいたとしたら、第4話までを観ていなかったことを後悔すると思います(笑)。 第4話まではユメが誤って背中を押し、女性を死なせてしまったということと、未央がその亡くなった女性の娘、という前提さえ分かっていれば、どの話から観ても楽しめる作りにしていたのですが、第5話でそこが結構、崩れています。ですので、第5話に向けて、第4話までをTVerやU-NEXT、Prime Videoで復習してほしいなと思います。

松崎さん、ありがとうございました!第5話もぜひお楽しみください。

【放送情報】

ドラマ『エラー』

5月10日(日)よる10時15分 第5話放送

毎週日曜よる10時15分(ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット)

★放送後、TVerで見逃し配信。U-NEXT、Prime Videoで全話配信

出演:畑芽育 志田未来

藤井流星 坂元愛登 北里琉 原田龍二 菊川怜

榊原郁恵 岡田義徳 栗山千明 ほか

※榊原郁恵の「榊」は「木へんに神」が正式表記

▼執筆者プロフィール

M下…ドラマの中にたくさん出てくる食べものが美味しそうという話をチーフプロデューサーにしたところ、第1話が「イカ」で、第2話が「カニ」で、第3話が「ニラ」で、第4話が「ラーメン」と食べ物しりとりになっていることを教えてもらいました。餃子=ニラが難しすぎたので、独断と偏見で本文ではカットしました(笑)。

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