「イランが気づいちゃったんですよね、トランプの弱点を」「可及的速やかに足抜けしてほしい」元自衛隊トップと元外交官が語る!一筋縄ではいかない中東事情

ニュースの正しいミカタを徹底解説する情報バラエティ番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(ABCテレビ)。毎週土曜の生放送後に久保光代アナMCで収録される番組公式YouTube「正義のミカタチャンネル」に、外交評論家の山上信吾氏が登場した!

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【出典】4月11日放送「正義のミカタ」

山上氏はアメリカ留学後、ワシントンや香港、ジュネーブ、ロンドンに駐在。最後はキャンベラで駐オーストラリア特命全権大使を務めた。
外交官時代の「40年間のうちほぼ半分は海外暮らしという生活をしてきた人間です」と話し、国際情報統括官を務めた際にはテヘランにも訪問。「オールラウンドプレイヤーで、いろんな問題を扱ってきた」と自身の経歴を紹介する。

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ここで久保アナが「ちなみに、どこの国が良かったとか、この国は大変だったとか教えてもらえませんか?」と無邪気にお願いすると…

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山上氏は思わず吹き出し「本来それはね、外交官として言っちゃいけないこと」とコメント。それを聞いて「あれっ、言っちゃダメ…?」と慌てる久保アナに、「ただ私もう辞めましたんでね、いち民間人、評論家ですから自信もって言うんですけど」と続ける山上氏。

【動画】山上氏が「間違いなく最高でしたね」と述懐するのは、世界で2番目に在留邦人の数が多いあの国!

  
さて、今回のトーク解説のテーマは混迷極まる中東情勢だ。
アメリカとイランの双方が2週間の停戦に合意したが、その数時間後にイスラエルがレバノンを大規模攻撃し、イランは再びホルムズ海峡の封鎖を宣言。
「この状況って、どうなってしまってるんですかね?」と、もうひとりのゲスト・元自衛隊制服組トップの河野克俊氏に尋ねる久保アナ。

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【出典】4月11日放送「正義のミカタ」

河野氏は、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派の武装組織・ヒズボラへの攻撃が停止対象に含まれるかどうか「明文化されたやつはないんだと思う」「お互い解釈がすれ違ってたんだと思うんですね。当然イランとしては、影響力を行使できるヒズボラへの攻撃はやめてもらいたい、これも停戦だ、と解釈するのもそうなんだろうと思いますが」と語り…

続けて「でもイスラエルはこのヒズボラとは1980年代からずっと戦い続けてきてる。なおかつレバノン政府がもう手出しができないんですよ、ヒズボラっていうものは。ここはレバノン政府が本来ならコントロールしなくちゃいけない」
「レバノン政府はまったくコントロールできないのでイスラエルと戦争になってるわけですよ。これずーーっとやってて、今回の停戦になったのはあくまでもイランとの今回の戦争だという解釈をしてるんですよね」と河野氏。

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さらに「おそらくそういう解釈のほうが、私としては筋が通ってるなと思うんですよ。2月28日の攻撃開始のイラン戦、これは停戦だと。しかしヒズボラへの攻撃まで停戦というのは拡大解釈し過ぎじゃないかと。だって、その前からずっとやっている戦争なので」と、解釈にズレが出ていることを指摘する。

久保アナはその解説を聞いて「(ヒズボラへの攻撃の)タイミングっていうのはずらせないものなんですか?」と疑問の声をあげる。

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河野氏は「アメリカの報道では、トランプ大統領が『ちょっとやめとけ』とか言ったって」と電話をかけるジェスチャーをし「元々ネタニヤフさんは今回の停戦自体が面白くないわけですよね。そしたらしょうがねえ、もうやれるとこだけやってやろうということでヒズボラを今やってるんだと思うんですけども…」と説明。

アメリカとしても、ヒズボラとの戦争まで停戦だという解釈はしていなかっただろうと河野氏は語る。しかし…

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イランにとっては「ヒズボラや、強いて言えばハマスもそうだと思います。それらを全部含めた停戦と彼らは認識したんだと思う」と河野氏は説明した。

ここで「ただね、イスラエルの立場から言えば…これは視聴者の方に理解してほしいんですけど」と山上氏が口を開いた。

「彼らの立場からすればすべては2023年10月から始まってるんですよね」

「2023年10月に何があったかというと、パレスチナからハマスの連中が突如攻め入って来て。イスラエルの市民、女性や子どもも含めて数百人殺戮し、人質にとってしまった」

「これはもうイスラエルにとっては悪夢のような話でね。反イスラエル勢力、イスラエルの存在を亡きものにしたい勢力。これがパレスチナのハマスでありレバノンのヒズボラであり、そして背後に控えるのがイランだと。これがイスラエルの捉え方なんです」(山上氏)

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「自分たちがここまでやられた以上はこの際、徹底的にハマスもヒズボラも、そしてさらにはイランもぶっ叩く。自分たちの生存をしっかりと確保していく。これがネタニヤフの戦略なんですね」
「ということで、トランプのアメリカを上手く引き込んできてイランとの戦争やってるんですけど、それは停戦しても『自分たちの存在を脅かすハマスやヒズボラはまだまだうごめいている。これは自分たちの生存に関わるんで叩きますよ』」
と、イスラエルの立場と考え方を説明した。

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「何十年、何世紀にもわたる歴史の積み重ね。もっと言うと…やっぱり『憎悪』もありますしね。だからそういう意味では、私はずっと言ってるんですけど、このアメリカの軍事作戦はとにかく可及的速やかに終わらせて、アメリカは足抜けをしてほしい」(山上氏)

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久保アナは「そもそも、この戦争っていうのは、核をイランが持ってるんじゃないかって言う部分が原点だったと思うんですよ。なのに、ホルムズ海峡の封鎖も行われて『この海峡はイランのものですよ。お金払わないと通れませんよ』っていうのは、わたし的にもおかしい状況なのかなと…」と口にする。

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それを受けて、河野氏が語ったアメリカ、トランプ大統領の誤算とは?

山上氏が力説する、日本こそとるべき行動とは?

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中東情勢の現状が見えてくる、トークの全容はYouTubeで!

久保アナのMCでおくる番組公式YouTube「正義のミカタチャンネル」は、放送では扱えないトピックも深掘り解説中!

番組情報

教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
毎週(土)あさ9:30

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