「ロシアはウクライナの全領土を手に入れるまで攻撃を止める気はない」「極東での戦争を想定して…」ウクライナ人国際政治学者が語る残酷な現実

最強専門家がニュースの正しいミカタを徹底解説する情報バラエティ番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(ABCテレビ)。久保光代アナウンサーがMCを務める番組公式YouTube「正義のミカタチャンネル」が3月2日に公開した動画のテーマは「ウクライナ情勢」。
ロシアによるウクライナ侵攻開始から4年経っても、やまないミサイルの雨。
米シンクタンクの報告書によると、ロシアとウクライナ両軍あわせた死傷者・行方不明者は180万人にも及ぶ。人々は消耗しきっているにもかかわらず、戦争はまだ終わらない。

ウクライナ市民たちはどんな生活を送っているのか? さらに、キーマンであるトランプ大統領の動向は? この戦争に果たしてどのような決着をつけるのか? 
2月28日の「正義のミカタ」生放送で「もしロシアがウクライナ侵攻で勝つと、次は(日本含む)極東支配へ!?」と警鐘を鳴らした国際政治学者グレンコ・アンドリー氏は……

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【出典】2月28日放送「正義のミカタ」

「この冬は今までの3回の冬とは違って、すごく寒い。キーウだと氷点下20度くらいまで気温が下がるぐらいの寒さですね。これだけ寒かったら暖房がないと生活できないんですが、その寒さを狙ってロシア軍がウクライナのライフラインを意図的に攻撃してくるんです」と、ウクライナ民間人の置かれた厳しい生活環境を明かした。

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ウクライナ人はこの現状をどう感じているのか? 生活まで脅かされるなか、抵抗する気力を失い、降伏してプーチンの支配を受けた方がマシだと考えるウクライナ人も現れているのか?
グレンコ氏は、「ここまでひどいことをする連中の支配を受ければ、もっとひどいことをされるんだろうなと。今もミサイルとかドローンが当たって死ぬかもしれないんだけど、もしうちにロシア兵士が来たらもう抵抗するすべがないじゃないですか。殺されるがままということになるので。やはり、苦しいけど抵抗しないともっと苦しくなるという状況。結局、戦うしか選択肢が残されてない、というのが今の状況です」と国民の思いを代弁した。

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アメリカ専門家の前嶋和弘氏は、2月28日の生放送「正義のミカタ」の放送内容で「ものすごく印象的だったのが、『全面降伏するか徹底抗戦するか』」というグレンコ氏の発言だったとコメント。

グレンコ氏は番組の中で、
“ロシアが奪った領土の分を明け渡すのでここで停戦してくださいとロシアに言っても、ロシアは納得してくれない。『キーウを落としてウクライナ領土を全部支配する』という最終目標を達成するまで攻撃し続けるだろう。屈辱的な和平という選択も実質残されておらず、ウクライナの領土をすべて明け渡すか、徹底抗戦をするのか。その二者択一になってしまう”
という趣旨の発言をし、MC東野幸治をはじめ、出演者は悲痛な表情でその解説に耳を傾けていた。

YouTube配信でグレンコ氏は、「この戦争の当事者ではない人たちとか、あまり現状を普段から追っていない人たち」は「ウクライナは大変だけど、ひとまずロシアが占領している領土をあげれば、あるいはちょっとプラスアルファでロシアが要求している領土を明け渡してあげれば、そこでロシアが納得して、残りのウクライナの主権が守られてひとまず自由があって平和で暮らせる。屈辱的だけど(戦争を終わらせる決着のつけ方として)それでもいいんじゃないという見方は世界中にあるんですね。アメリカのトランプ大統領はこういう見方なんですが」と指摘。
「実際は、ロシアがそれでは納得しなくて。ロシアとしたらウクライナ全土の完全支配が狙いなんですね」と続けるグレンコ氏。「戦うしかないというのが今の現状ですね」

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「そこでアメリカの出方なんですよね」と話し始めた前嶋氏。
「トランプ大統領は、早く戦争はやめさせたい、自分の成果にもなる」
「(戦争を)早く終わらせるにはロシア側の意見をとりあえず採用するね、とトランプ大統領はこれまでそうやって動いてきたんですね。ということは、ウクライナにとっては飲めない話なんですよね、どう考えてもね」
「要するにトランプ大統領が言ってることは、ロシアが言ってることにかなり似ている」
「(停戦を)急げば急ぐほど、ロシアが思った通りになっていく」
と、決着のつけ方の難しさを語り……!?

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久保アナは、「(2月28日の放送で)一番怖いなと思ったのが、ウクライナの子どもたちが北朝鮮とか他のところへ連れて行かれてしまって再教育されているっていう…」と話す。

グレンコ氏は「ロシア軍が占領しているウクライナ南東部の子どもをほぼ手あたり次第に連行して、ロシアとかベラルーシとか北朝鮮に送って。再教育と言うんですけど、実際は軍事教育なんですね」。
「ロシアの言い方だと『あれはサマーキャンプで遊びに行かせてるだけですよ』と。ロシアはそういう言い方するんですね。『戦地で子どもが大変な思いをしたのでロシアは彼ら(子どもたち)を救出して、ロシアのお金で国費でサマーキャンプで遊ばせていますよ』と。いいことしているんだと言い張るんですよね」と説明。

そして、その“再教育”の目的は…

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グレンコ氏は
「ロシアの見方だと、将来ウクライナを征服してヨーロッパを手に入れる。そうしたら次は東アジアへも影響力を伸ばす。どこが攻撃対象になるかというと、当然、韓国と日本ですよね」
「今のうちに将来日本と韓国を襲うような兵士を育てておくと…」
と、ロシアの思い描く未来予想を説明し…!?

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終盤には、「ちょっと残酷だけどこれが現実なんです」と、グレンコ氏が北朝鮮をめぐる“日本の国益”に言及する場面も。

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ウクライナ人の研究者が語るウクライナ、そして日本の未来…。
なんとも考えさせられる、衝撃のYouTube配信はこちらから。

番組公式YouTube「正義のミカタチャンネル」は、久保光代アナのMCで、放送では扱えないトピックも深掘り解説中!

番組情報

教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
毎週(土)あさ9:30

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