年商1億円超のラーメン店が突如閉店に 再出発して始めたお店は大行列! 気になるメニューは?

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街のおいしい店に潜入し、店主の人柄からにじみ出る人気の秘密を発見するシリーズ「実録!人情食堂」。今回は、朝から行列ができる、アツアツの鉄板ハンバーグが人気のお店を取材しました。

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大阪・守口市、京阪の土居駅から徒歩7分の「あおやま軒」は、ハンバーグとカレーのお店。開店の午前11時前には行列ができる人気店です。平たく伸ばした独特の形が特徴のハンバーグを焼くのは、店長の高谷賢次さん(45)。店は2年前にオープンしましたが、それまでの経歴は波乱に満ちています。

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23歳から有名ラーメンチェーンの「来来亭」で働いていた高谷さん。「がんばるやつが出世できる会社」だったそうで、25歳で月給は50万円に。35歳で店長を務めていた店のオーナーになり、年商はなんと1億円を超えていました。

ところが今から3年前、借りていた土地が使えなくなり、やむなく店を閉めることに。42歳でゼロからのスタートを余儀なくされましたが、思い切って自分のやりたいことをやってみようと決意。それまで縁のなかった守口にお店を開きました。

ところで、なぜメニューをラーメンからハンバーグに変えたのでしょう? 「食べたかったから」「単純に好きな食べ物やった」と笑う高谷さんですが、もともとラーメン店の前にレストランで働いていたことがあり、そのときの経験がハンバーグのレシピにいきているんだそう。

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そんなハンバーグの仕込みの様子をのぞいてみました。午前9時、その日に使う食材を買い、店に出勤した高谷さん。「あおやま軒」専用のブレンドでお肉屋さんに作ってもらっている合い挽きミンチと調味料、パン粉と大量の玉ねぎを一気に合わせていきますが、これがなかなかの重労働!

毎日続けるのは大変ですが、「合わせてから時間が経つと、色が変わって肉のくさみが出る」そうで、ハンバーグの種はその日に必ずイチから作るとか。さらに、付け合わせのフライドポテトとスパゲッティを準備したら、お店の開店時間。この日もオープンするなりあっという間に席が埋まっていきます。

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「あおやま軒」のハンバーグは、ノーマルサイズでも250g、ビッグサイズで400gもありますが、女性でもペロリと平らげてしまうとか。その秘密は、箸がすっと通るほどのやわらかさ。ふわっと口溶けがよく、気取らずにお箸で食べられるハンバーグを「ご飯と一気にがっついてほしい」と高谷さんは話します。

【動画】高谷さんの住まいは店の上階。休憩中には「自分の好みの味にしてるから飽きない」とまかないのハンバーグをおいしそうに頬張ります。

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お店は連日大盛況ですが、オープンから1年ほどは「閉店」も考えるほど客足はまばらでした。転機は2024年の秋。誰かがSNSにアップしてくれた動画が拡散されて大バズりし、客数は倍増! 高谷さんも大忙しになりました。

鉄板の上でもくもくと湯気をあげるハンバーグはSNS映え必至。しかし、「映え」を狙ってそうしていたわけではありません。「子どものころからのイメージで、鉄板でジューっていってる方がおいしそう」「最後まで熱々で食べられるのが一番」と高谷さんが自分の「好き」をひたすら追求したハンバーグが、多くの人の心を捉えたのです。

アルバイトの若いスタッフたちとは「仕事終わりにみんなでラーメン食べに行ったり、誕生日会したり」と大の仲よし。実は高谷さん、若いころは金髪でバイクを乗り回す、かなりの「やんちゃ」だったとか。多くの大人に迷惑をかけながらもお世話になり、自分の店を持つまでになった経験から“学んだこと”を若い人に伝えたいと思っているそうです。

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そんな高谷さんの将来の夢は「いろんな国でいろんな景色を見たり、いろんなもの食べたり、旅をしてみたい」。お店は「そんなに長くは続けたくないです(笑)」と言いながらも、「あおやま軒」の味を愛するファンのために、今日も「好き」が詰まった絶品ハンバーグを焼き続けています。

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「実録!人情食堂」は、12月15日(月)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。 

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『newsおかえり』YouTubeチャンネルで配信中

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