芸歴22年アラフォー独女芸人「いまだに孫の顔を見せられなくてごめんね」 高齢父との会話に涙、涙、涙
芸歴22年43歳の宮川たま子は、芸人としていまだに芽が出ないことから78歳の父親に申し訳なさを感じている。「『孫の顔が見たい』ってずっと言っていたのに、いまだに見せられなくてごめんね」と泣きつつ自分なりに親孝行する宮川と、静かに涙しながら彼女を見守る父親に胸が締め付けられる。
故郷の沖縄県を離れて23年が経ち、現在は東京にある築40年のアパートで一人暮らし中の宮川たま子。芸歴は22年と長いが、舞台やイベントなどには月に2回程度しか立てないので、生活は非常に厳しい。自分の現状について彼女は、「親に申し訳ないと思っている」と語った。
宮川の父親は現在78歳だ。沖縄県浦添市で暮らしている彼は、本当は宮川に幼稚園教諭になってほしかったという。彼女が芸人になると聞いた当時は驚いたそうで、「最初は芸人になるのを応援していなかった」と明かした。「孫の顔が見たい……」と言いつつも、娘の年齢を考えて今はあきらめているようだ。それでも、彼女を愛する気持ちは変わらなかった。
やがて親子は、昔よく訪れた実家近くの市場で再会することに。最初は笑顔な宮川だったが、次第に泣き顔に……。「今まで22年間、芸人を目指して好きなことをさせてくれてありがとう」「お父さんがよく『孫の顔を見たい』ってずっと言っていたのに、いまだに見せられなくてごめんね」「孫は見せられないかもしれないけど、芸人を目指しながらちゃんと頑張っていくから応援してね」などと、宮川は涙ながらに父親へ語った。
宮川の想いを受け止めた父親の瞳にも涙が……。静かに泣く彼に、宮川は「お父さんが泣いているの、初めて見た」とちょっぴり笑いつつ、再び親子で一緒に涙を流した。そんな彼女が自分なりに考えた親孝行は、「好きなこと(=お笑い)をちゃんとやっている姿を父親に見せること」だった。
宮川の渾身の1人コントに対する、父親のリアクションにもグッとくる……! 宮川たま子と彼女の父親の感動的なやりとりが紹介されたドキュメンタリーネタ番組『笑えない父と笑わせたい愛娘』9月3日深夜放送回は、動画配信サービスTVerで無料配信中だ。同番組は、視聴者投票の勝ち抜き形式による番組『ちょいバラトーナメント』の企画の1つ。お笑いコンビ・囲碁将棋が、毎回さまざまな親子をそっと見守る。
いまだに芽が出ずに両親に申し訳ないと思っている芸歴22年アラフォー独女芸人と、最初は彼女の夢を応援していなかった高齢の父親。親子の涙のやりとりにもらい泣きするドキュメンタリーネタ番組『笑えない父と笑わせたい愛娘』を無料配信中