飯豊まりえ演じるすいの同級生、ついに全員集結!10年ぶりの再会、変わらぬ友情…バイク事故に隠された優しさ…物語のヒントが隠されたオリジナル考察動画も好評配信中!

ドラマ『何曜日に生まれたの』は、『101回目のプロポーズ』、『高校教師』、『未成年』などセンセーショナルな作品を世に送り出してきた野島伸司が脚本を務めるオリジナルドラマ。高校時代の“ある出来事”をきっかけに、10年間ほぼ引きこもり生活を送っていた27歳の黒目すい(飯豊まりえ)が主人公の物語だ。

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すい、そして取り巻く同級生たちの温かさ、やさしさ、本音が見え隠れ…

9月3日に放送された第4話では、すいや取り巻く同級生たちの温かさにやさしさ、本音が見え隠れした回となった。すいは10年ぶりに高校時代の旧友たち――サッカー部の悠馬(井上祐貴)、元親友で今は悠馬の配偶者・瑞貴(若月佑美)、すいと事故に遭った雨宮純平(YU)――と食事をしていたが、そこに純平の計らいで同じく元マネージャーの橋爪リリ子(片山友希)がやってくる。

リリ子といえば、高校時代に純平のことを追いかけ続けた自他ともに認めるストーカーで、現在は純平の秘書として働いているほど、ぞっこん。高校時代、すいは遠くから双眼鏡で純平を眺めているリリ子の気持ちにいち早く気づき、「もっと近くで見たら?」とサッカー部のマネージャーに誘ったものだった。

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恋のアシストをしたと思ったのもつかの間、男子の悪乗りで純平とリリ子はハグする流れに。いたたまれず部室を飛び出してしまったリリ子を追いかけたすいは、リリ子から「触られるのが嫌い…小さいときからスキンシップが苦手」と打ち明けられる。驚くすいだったが、咄嗟に「『E.T.』って知ってる?」と人差し指を差し出した。

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“二人だけの合図”とでもいうように、人差し指の先端をそっと突き合わせる『E.T.』ポーズをしてみせる、すいとリリ子。リリ子のパーソナルな部分を受け入れるだけでなく、一歩踏み込んだコミュニケーションを取る姿に、すいの押しつけがましくないやさしさを感じるし、それがリリ子の心をほぐすのだ。10年越しに再会した二人が、しっかりと『E.T.』ポーズを決めてくるところは、死んでいない友情の証といったところか。こうした男女も超えたにんまりしてしまうこそばゆいやりとりも、野島作品の魅力のひとつだろう。

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また、今回は純平のやさしさにも注目したい。件のバイク事故時、すいの怪我を最小限にとどめようとした純平の配慮が明かされた。その心遣いに、すいは気づいていたともいう。

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過去の回想シーンでは、純平がすいに「俺、好きなんだ」と言い、「うん」とすいが返事をする姿も映し出された。現在では公文竜炎(溝端淳平)がすいの彼氏だと勘違いしつつも、純平は「何か力になりたい。お前のためなら何でもする」とすいにぐいとにじり寄る。これは、事故の申し訳なさからくるやさしさか、それとも恋や愛の範疇なのか…。どちらとも判別つかないがミステリアスなこの男、間違いなく今後のカギを握る人物の一人なのだろう。

公文とリリ子の探り合いに緊張が走る…!

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スポットが当たった純平とリリ子の仲だが、公文だけは「一途な恋とすいは言っているけど、レストランであなたから好きという感情を読み取ることはできなかった」とリリ子に迫る。リリ子も負けじと「私もふたり(すい、公文)が付き合っているという関係を読み取れませんでした」と打ち返す。このふたり、変わっている者同士という共通点があるばかりか、人の心理の深部まで見る点まで同じように長けている。公文の読みが正しいのであれば、リリ子は10年以上も“わざと”熱烈な片思いのふりをしているわけで…その狙いを読み解くには、現段階では要素が少なく次回へ回したい。それにしても、ポーカーフェイス&同じトーンでやり取りをする二人のシュールな雰囲気は、物語に独特の緊張感を走らせていた。

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終盤には、補欠だがサッカー部のキャプテンを務めていた城崎健人(濱正悟)も顔を見せ、4話にしていよいよ登場人物がそろった感があった。次回5話からは第2章の幕開けとでも言えるだろう、過去の核心部に迫っていきたい。

『何曜日に生まれたの』は、毎週日曜よる10時より放送中。 (文:赤山恭子)

【放送情報】 

「何曜日に生まれたの」

毎週日曜よる10時 ABCテレビ・テレビ朝日系24局全国ネット

★次週、9月10日はよる11時より放送!

放送終了後、TVer・ABEMA で見逃し配信  TVerにて第1話~第3話まで無料配信中!

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