ドラマ制作発表会見で「河童に驚かされたことがある」エピソードをイラストで披露したキャストが登場
葵わかな&神尾楓珠のW主演でおくる、10月12日スタートの新ドラマ「すべての恋が終わるとしても」(毎週日曜よる10時15分~、ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット)。
この度、葵、神尾をはじめ、藤原丈一郎、本田望結、山下幸輝、大塚萌香、白洲迅、市川由衣の8名が制作発表会見に登壇。葵の上司役でレギュラー出演する久保田磨希が司会を務める中、撮影中のエピソードや見どころなどを語ったほか、物語にちなみ、それぞれが持つ“宝物のような記憶”をイラストで披露した。
本作は“忘れられない恋”をテーマに、8人の男女が紡ぐ切ない群像ラブストーリー。葵は「いろんな年代の出会いと別れ、そしてその後の生き方が描かれています。きっとどの世代の方が見ても共感できるキャラクターが見つかると思います」とアピール。神尾も「それぞれが魅力的なキャラクターなので、最後まで見届けていただけたらうれしいです」と見どころを述べた。
本作が初共演となる葵と神尾。互いの印象について葵は、「神尾さんはクールな印象でしたが、実際はフランクでおしゃべり好きなのでギャップがありました。神尾さんと藤原さんが揃うと、小学生みたいな盛り上がりで楽しかったです」と撮影を振り返る。一方の神尾も、「葵さんは上品でおしとやかな方ですが、一緒になってふざけてくれて助かりました(笑)」とそれぞれ第一印象からはギャップがあった様子。そんな二人が演じるのは、高校時代に美術がきっかけで距離を縮めた男女。葵は「10代特有のほろ苦さは、私も覚えがあるなと。懐かしさと共に、もうこういう気持ちになることはないのかな?という寂しさが少しありました」と、経験と役が重なったという。
藤原と本田は、近すぎて一歩を踏み出せない幼なじみを演じる。本田は、「西君は罪な男なんです!」と藤原の役柄を紹介。「私が演じる莉津はひたむきで、すごく好きなキャラクター」と話すと、「莉津は素敵だよね」と葵と神尾、藤原も共感していた。本作の撮影は夏に行われ、藤原は「真夏にマフラーを巻いて、冬のシーンの撮影は大変でした…!でも後ろではセミの鳴き声がすごい聞こえているんです(笑)」と裏話を披露。「暑いけど本番になると汗が止まるので、プロです(笑)」とドヤ顔をし、笑いを誘った。
そして、とある秘密を抱える、特別な関係の高校生役に山下と大塚。山下は「挑戦的な役」と言い、大塚は「自分がこの立場だったら、こういう選択ができるのかな」と難しい関係性を演じたと話す。恋の酸いも甘いも知る大人な関係性を演じるのは、白州と市川。「ドラマティックであり、生々しさもある。結末はなかなかざわつくと思います」(白洲)「(私が演じる)郁子は自由な女性で男性を振り回す。どういう風に演じるか悩みましたし、説得力を出すために監督と会話しながら作りあげました」(市川)と語った。
■“宝物のような記憶”を直筆イラストで表現!
さらに会見の後半では、本作の重要なポイントとなっている絵を直筆で披露。誰しもにある、人生の宝物のような記憶に寄り添うストーリーにちなんで、“宝物のような記憶”を描いてもらうと、個性豊かなイラストやエピソードが飛び出した。
葵わかな 【父親の名言】
落ち込んでいた時に父親から掛けてもらった、「どんな花も最初は種で、水やりを続けた人しか花を咲かせることができない」という言葉が、今もずっと心に残っていると明かした。
神尾楓珠 【妹が生まれて…】
妹が生まれた時に、兄と妹と神尾の3人で撮った写真をイラストで再現。「妹が生まれたことがうれしくて、お兄ちゃんとして頑張っていかないと!と思いました」と明かしてくれた。
藤原丈一郎 【なにわ男子のデビュー日】
所属するなにわ男子の、「最初で最後のデビュー日は、忘れられない」と話した。飛行機を貸し切って大阪から東京へ移動する場面をイラストに。
本田望結 【河童と再会】
「河童に驚かされたことがあるんです」とまさかの一言。「その河童はよく見たら藤原丈一郎さんでした」と話すと、藤原から「ちゃんと説明して!不審者すぎる(笑)」とツッコミが。河童の恰好をした藤原が本田にドッキリを仕掛けるという番組の企画があり、今回それぶりの共演とのこと。
山下幸輝 【野球好きの父親に親孝行】
北海道で初めて行った始球式の様子をイラストに。しっかり練習をして臨んだが、「世紀の大暴投でした(笑)」と苦笑い。しかし、「父親が野球好きなので、始球式ができて親孝行になったし、その瞬間は宝物です」と振り返った。
大塚萌香 【優しいじぃじ&ばぁば】
昔、保育所に行きたくなかったけど、迎えに来てくれる祖父母が、飴をくれて「今日も頑張ったね」と言ってくれたというほっこりエピソードを披露。
白洲迅 【幼少期の懐かしい記憶】
子供のころ、青森に住む祖父母の家に訪れた時の思い出。弟たちと、新聞紙でバットとボールを作って遊んでいた時の思い出を振り返った。
市川由衣 【かけがえのない存在】
二児の母である市川は、自分の子供が生まれた時の瞬間を描いてくれた。「何にも代えられない、かけがえのない大切な記憶です」とにっこり。
■10月6日(月)~全国の書店にてドラマノベライズ本の発売開始!
本作のノベライズ本が10月6日(月)より全国の書店で発売に。シリーズ累計60万部を突破した原作本1~3巻も、重版が決定。また、ノベライズ本発売を記念して、くまざわ書店・未来屋書店の一部店舗ではオリジナルしおりも配布予定。
■第1話あらすじ
都立高校に通う羽沢由宇(葵わかな)はある日、校舎の壁一面に無心でチョーク画を描く大崎真央(神尾楓珠)に出会う。真央が描く絵に、真剣な眼差しに、そして惜しげもなくその絵をホースで洗い流し、屈託のない笑顔を浮かべる真央のすべてに、由宇は「運命の恋」を信じるほど、心を奪われる。真央の影響で絵を描き始めた由宇は、その楽しさを知り、努力家の一面を発揮してメキメキと上達。好きなことに打ち込み世界を広げていく由宇は、真央にとってもいつしか特別な存在となる。やがて迎えた卒業式の日、ようやくお互いの気持ちを伝え合った二人は晴れて恋人同士になるが、由宇は神戸の美大への進学が決まっていた。そばにいられないことに不安を感じつつも、真央のある言葉に背中を押され、由宇は新しい生活に一歩を踏み出す。
神戸と東京の遠距離恋愛中の二人が会えるのは、2カ月に一度。由宇は寂しさを抱えながらも、真央の愛に支えられ、いつかアートカフェを開くという真央の夢に自分の未来を重ねることで、一人暮らしの日々を乗り越えていく。しかし3年後、就職活動と卒業制作に追われ、会う頻度が減ってしまったことに限界を感じた由宇は、真央のそばにいたいがあまり、ある選択をしてしまい…。
そんな二人の知らない時間と場所で、真央の幼馴染の西颯(藤原丈一郎)と真央の妹の大崎莉津(本田望結)、由宇と真央の母校に通う高校生の蒼(山下幸輝)と沙知(大塚萌香)、仕事で忙しい日々を送る野北駿太郎(白洲迅)と宮内郁子(市川由衣)の人生が絡み合い、それぞれの運命の針が動き始めていた…。
【番組情報】
「すべての恋が終わるとしても」
ABC テレビ・テレビ朝日系全国ネット
2025年10月12日スタート 毎週日曜よる10時15分
★放送終了後、TVerで見逃し配信
U-NEXT Prime Videoで全話配信
出演:
葵わかな 神尾楓珠
藤原丈一郎 本田望結 山下幸輝 大塚萌香 / 白洲迅 市川由衣 / 飯田基祐 西田尚美
原作:
冬野夜空「すべての恋が終わるとしても」(スターツ出版)
