前回王者の壁は高かった…優勝候補・履正社の大親友Wサウスポー、仙台育英に3対4で競り負ける

前回王者・仙台育英と激突! 履正社の大親友サウスポー投手コンビ・福田選手&増田選手の絆に胸が熱くなる高校野球のドキュメンタリー番組『熱闘甲子園』を無料配信

「夏の甲子園」こと第105回全国高等学校野球選手権記念大会11日目となる8月17日。第1試合は、大阪の履正社高等学校(以下「履正社」)が宮城の仙台育英学園高等学校(以下「仙台育英」)に接戦の末3対4で敗れた。履正社の3年生サウスポー投手コンビ・福田選手と増田選手が奮闘するも、前回大会の優勝校である仙台育英にはあと一歩及ばなかった。

2019年の夏の甲子園覇者・履正社には、3年生の福田選手と増田選手という全国屈指のWサウスポー投手がいる。福田選手が地方大会決勝で大阪桐蔭高等学校に3安打完封し、増田選手が夏の甲子園1回戦で鳥取県立鳥取商業高等学校を7回無失点に抑えたことは記憶に新しい。大親友である投手2人は、「どっちが先発でも圧倒したピッチングをやっていこう」と試合前から燃えていた。

そんな大親友サウスポー投手コンビら履正社の3回戦の相手は、2022年の夏の甲子園王者・仙台育英。2回表に仙台育英はホームランで2点を獲得したが、その回の裏で履正社が連続タイムリーヒットを放ち、すぐさま同点に追いついた。

たびたびピンチに陥りつつも踏ん張った先発投手・増田選手は、7回表に福田選手と交代することに。大親友の思いを背負ってマウンドに立った福田選手は、今大会打率7割を超える仙台育英・橋本選手を見事抑え、最終的にこの回を無得点で終わらせた。

しかし、3対3の同点で迎えた8回表に福田選手は再びピンチに陥ることに。1アウト3塁の場面で仙台育英が放った勝ち越しスクイズが決定打となり、最終的に履正社は3対4で3回戦敗退となった。

涙を流す福田選手と、彼の隣に笑顔で立つ増田選手。試合後に福田選手は、「増田がおったから今まで頑張ってこられた」「ホンマにありがとう」と明かし、増田選手も「最高な試合ができてホンマにありがとう」と大親友に感謝した。試合には負けてしまったが、最後の夏を駆け抜けた2人の奮闘は多くの高校野球ファンを感動させたことだろう。

優勝候補同士の激しい攻防が紹介された高校野球のドキュメンタリー番組『熱闘甲子園』8月17日放送回は、動画配信サービスTVerで無料配信中。同放送回で公開された、智弁学園高等学校(奈良)と花巻東高等学校(岩手)、おかやま山陽高等学校(岡山)と日本大学第三高等学校(西東京)、神村学園(鹿児島)と北海高等学校(南北海道)の試合もドラマチックな展開が満載だ。

番組情報

熱闘甲子園
8月7日(水)〜決勝戦まで放送 ※変更の場合あり ※雨天等で全試合中止時は放送休止

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