俺、詰んでる? 取調室を出て手掛かりを探すも、BAD ENDの波状攻撃!『Jack the Reaper』

気鋭のライトノベル作家とイラストレーターがタッグを組んだ、1話5分の4連作ショートアニメプロジェクト『週刊ラノベアニメ』。オープニングで展開されるのは、『Re:ゼロから始める異世界生活』で人気の長月達平が原作を手掛け、羽咲うさぎ脚本×千種みのりキャラクターデザインの『Jack the Reaper』だ。

「あの子の名前が分からないと死ぬ。けど全然聞き出せねえ」
「これもしかして詰んでる? 詰んでるとしたら……」

©ラノベアニメ製作委員会

記憶喪失の「俺」(CV:石川界人)は「ほんとごめんな」と呟きながら、取調室に入ってきた女性警官(CV:本渡楓)に近寄り……

©ラノベアニメ製作委員会
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羽交い絞めにし、気絶させた。
(許してくれ。これしか思いつかなかったんだ)

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俺は、女性が倒れ込んだ際に落ちた警察手帳を拾い上げる。そこには「巡査 涙坂小町」と書かれていた。
(名前GET!)
名前は分かったものの、まだ分からないことばかり。
(何か、糸口を見つけねえと)

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俺は、慎重に取調室の外へ出て、手がかりを探し始める。
「休憩室」の札がかかった部屋の扉を開けると、中には体格のいい警官が。

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「なんで外に!?」と叫んだ警官は、雄叫びをあげて俺に襲い掛かってきた!

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吹っ飛ばされ、身動きできない俺。警官が「小町先輩!」と取調室へ駆け出した瞬間、鳴り響く3時の鐘。俺のもとに、あの黒い男が現れる……。

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「卑怯者!俺は動けな――」
そこまで言った瞬間、ナイフを突き立てられ、俺はまたもや事切れる。


「君の名前は小町だ!」

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再びタイムリープした先で、ドアを開けて入ってきた女性警官に、俺は高らかに宣言する。

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「はっはい、そうです…けど…?」
困惑する小町に向かって、「俺は犯人じゃない!頼む、捜査に協力してくれ!小町!」と頼み込む俺。
すると小町は「あの、調子が狂うので、いつもの呼び方にしてくれませんか?」と口にした。
「……いつもの?」
「はい、いつもの」

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「小町じゃダメかな~!?」
「いつもので」

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「な、なみだざか…?」
俺がそう口にすると、小町は「……ふざけてるんですか。なんなんですか急に! 私がどんな気持ちで…!」と涙を浮かべるのだった。

「……ごめんなぁ」
俺は小町の腕をつかみ、羽交い絞めに。
「名前はいったん後回し…!」

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こうして取調室から出た俺は、休憩室の前を素通りし、医務室の中へ。
(慎重に行くぜ、俺…! 慎重に、安全確認…!)

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「…ダメだな。慎重な今の俺にふさわしい武器はなさそうだ。慎重に考えて、ここは外れか」

「よし、次の部屋も慎重に――」
と廊下に出た俺は、さっきの恰幅の良い警官と鉢合わせに。

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警官「なんで外に!?」
俺「気持ちはわかるが慎重に―――」
言い終わらないうちに警官に体当たりされ、突き飛ばされる。

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(廊下の安全確認もすべきだった――)
と後悔する俺の目に、例の黒い男の足元が映るのだった。

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みたび、小町を羽交い絞めにする俺。 「何度もごめんな。次こそ、なんか手がかりを――」

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こうしてやってきた資料室で、「俺が関わった事件のファイルがどっかにありゃいいんだが…」と捜査資料をあさる俺。

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「…ったく整理整頓下手すぎんだろ! なんで1990年の棚に1970年の資料が入ってんだよ!」
「ダメだこんなの。もう見つけらんねえよ!」

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「バッドエンド!整理が下手ってこの辺に出る!」

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「実績解除!やったねこんちくしょう!!」

ヤケになって叫ぶ俺に、ナイフを持った黒い影が近づいてくるのだった――。
BAD END、Case.04。

果たして俺は、ループを脱して事件解決の糸口をつかめるのか? 俺、詰んでる?
なお、この『Jack the Reaper』第4話は8月2日(土)深夜に放送された。

『Jack the Reaper』をはじめとするアニメ4本が連続で展開される『週刊ラノベアニメ』は、ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット『ANiMAZiNG!!!』枠にて放送。TVerでも無料配信。

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