『探偵!ナイトスクープ』 「ハゲは遺伝するのか? 将来誰が一番ハゲるのか?」薄毛に悩む6人兄弟
兵庫県の男性(42)から『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)に届いた依頼のテーマは、自身を含む6人兄弟の薄毛について。全員薄毛気味で、「76歳の父親は控えめに言ってずるむけ」と依頼者。父親のハゲは遺伝するのか、将来誰が一番ハゲるのか、つまり兄弟6人の「今後の頭髪人生を調べてほしい」とのこと。

田村裕(麒麟)探偵が依頼者のご実家を訪問すると、そこにはふさふさヘアーの男性(四男)が。実はこの依頼者、半年前から発毛の薬を飲み始め、めでたく効果が出ているとのこと。「飲まなくなったらすぐ戻る」ため、“毛”ならぬ気が抜けない状態が続いているようだ。
二男(46)、三男(44)、五男(36)、六男(31)が居間に呼び込まれる(長男は仕事で不在)。田村探偵が頭髪への不安を確認すると、二男が「おじいちゃんもおじいちゃんなんで」と上方に目線を送る。そこに飾られているのは薄毛の男性の肖像写真だ。

まずは田村探偵が、小型カメラで一人一人の毛量をチェックする。「キテる」と言われて「初めて言われた!」とショックを受ける二男に、「どう見てもキテるで!」と突っ込む三男。その三男が、昔に比べておでこの生え際が小指2本分上がってしまったことを「チロルチョコ入るやん」と嘆くと一同大爆笑。アシンメトリーにセットしたオシャレヘアーの末っ子も、現実を突きつけられて「もう嫌や〜」と嘆く。


和気藹々としたムードの居間に、兄弟の両親が現れる。40歳の頃からハゲ始めたというお父さんは、田村探偵に息子たちの未来を質問されると、「全員ハゲると思いますよ」と断言した。そしてお母さんが運び込んだのは、お父さんが43歳でPTA会長になったときに作ったという2種類のかつら。その毛量の違いに「増えとるやないか!」「違和感ありすぎや」と遠慮なくツッコミを入れる息子たち。


「5兄弟徹底討論! ボクたちはハゲるのか!?」という家族会議を緊急開催。それぞれがハゲ始めを自覚した時期や、髪のために努力していることを打ち明けていく。海藻類の地道な大量摂取や、米のとぎ汁に頭皮を浸したところ頭皮にブツブツができてしまったと言うエピソードを笑い合う。

「60歳までハゲたくない」と願う息子たちを、お父さんが「もたへんわ」と一刀両断。

続けて、薄毛に対する心境を川柳にしたためる。センスが光る兄たちの句が続いたからこそ、トリを飾った末っ子の「もうすぐで 父の頭に なるのかな」という真っ直ぐな句に、哀愁が…。

田村探偵に引率され、兄弟5人は薄毛治療のクリニックへ相談に訪れる。医師の小池先生から、「お父さんが薄毛だからといって、諦める必要はない」と勇気づけられる兄弟たち。なぜなら小池先生も、「父がツルツル」で28歳ですでに薄毛だったが、治療で克服したそうだ。


頭皮チェック後、「60歳で誰が一番毛量が少なくなるのか?」を先生に予想してもらい、ランキングを発表。AIが予想した60歳の顔写真を見て、「全員結局ハゲてたな」と一件落着。


そして両親からのビデオメッセージを鑑賞する。「お前らもどうせハゲるやろ。お父さんもハゲやったけど、幸せな人生やったど」と言うお父さんに続き、お母さんが「もしハゲるのが嫌やったら」と提案したアイテムは先ほどのかつら。「2個あります。先着順です」と、幸せ夫婦の最高のツーショットで調査は終了した。

今週の特命局長・橋下徹は弁護士経験から、「いい兄弟ですね。家族のトラブルの相談依頼があるんですけど、何も課題がない幸せいっぱいな兄弟は結構揉めるんですよ。共通の苦労がある兄弟は、一致団結するんです。明るく和気藹々とハゲに立ち向かっていってますよね」と、一家の明るい未来を予言した。

最後に田村探偵が衝撃の事実を明らかに。なんと、6兄弟のお父さんは普段はカツラを使わず、PTA会長の仕事をするときだけ装着していたという。普段のお父さんを知っている人は「どういうこと!?」と困惑したとかしないとか。正装のときだけカツラを着用すると言うお父さんの謎行動に、再び大爆笑に包まれる探偵局だった。
