ぎっくり腰で生放送番組を急きょ欠席 「かなり辛い状況」「移動困難」髙橋洋一氏、中東紛争を伝言で解説
財務省の元官僚で経済学者の髙橋洋一氏が、ぎっくり腰を発症し、レギュラー出演している生放送番組を急きょ欠席。いまだ続く中東の報復合戦が及ぼす影響について、伝言で解説した。
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情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)冒頭で、MCの東野幸治は「先生方のお席、髙橋洋一先生が今日いらっしゃいません」とコメント。続けて「なぜかと言いますと、ぎっくり腰になりました。移動困難のため、お休みでございます」と説明した。
共演者のほんこんによると「(髙橋洋一氏から)メールが来ました。『タクシーに乗るときに、腰がぎっくりした』と」とのこと。これに東野は「座ろうとしたときのアレで、何かきたみたいなんで……」と付け加えた。
ほんこんが「リモートはできないんですか?」とたずねると、「でも多分、かなり辛い状況。ここ1〜2日は辛いと思うんで」と東野は髙橋洋一氏を気遣うようにコメント。ほんこんが「じゃあ寝て、こう……」とベッド上でのリモート出演を提案すると、東野は「ちょっとおいおい考えていきますんで。今日はお休みでございます」と番組を進行させた。
この日は、未だ続くイスラエルとイランの報復合戦が、テーマとして取り上げられた。もし、イランがこの争いで追い詰められて油田を攻撃すれば、石油が中東頼みの日本は、大損害を受けるだろう。もちろん、日本以外の国への影響も非常に大きい。
石油価格高騰における影響について、欠席の髙橋洋一氏から独自解説のメッセージが。髙橋氏によると「中国の油田が失われると、その分のエネルギー需要がロシアに向かいます」とのこと。これによって「ますますロシア・ウクライナ紛争は長引きます」という。
アメリカは、ウクライナを支援し続けている。これに中東への支援が加わることで、アメリカのアジアへの配慮は手薄になるだろう。そのため髙橋洋一氏は「この状況を(中国の)習近平国家主席が見逃すはずありません。台湾に出てくることも十分考えられる」と、台湾有事の可能性についても示唆した。
なお、髙橋洋一氏をはじめとする専門家たちの解説は、6月21日に生放送された『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』で行われた。
