殺人的な暑さで熱中症対策はどうする? プール&室内の「隠れ脱水」にも要注意

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「もしかして熱中症かも」!? 病院へ行く必要があるかどうかはペットボトルを使った“ある行動”で判断すべし。連日の猛暑日を乗り越えるためにチェックしたい情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』を無料配信中

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「災害級」「殺人的」と言われるほどの連日の猛暑日……。各地で梅雨明けが始まり、今後さらに猛暑日が続くと予想される中で、万全にしておきたいのが熱中症対策だ。屋外だけでなく、実はプールや冷房が効いた室内でも熱中症になる場合があるのだとか。どう対策するのが効果的なのだろうか?

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7月16日に群馬県桐生市で今年の最高気温39.7度が観測され、熱中症警戒アラートが今年最多となる32都道府県で発表されたことは記憶に新しい。連日の猛暑によって、東京では熱中症の疑いで100人以上が緊急搬送され、愛知では死亡者まで出た。空調メーカーの大手・ダイキンの調査によると、夏でも約3人に1人が電気代を理由にエアコンを使わないらしいが、命より高いものはない。熱中症は最悪死に至り、重篤な後遺症を引き起こす恐れがある。

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熱中症になった場合は、とにかく迅速に涼しい場所へ移動し、スポーツドリンクや経口補水液などで水分を補給し、体を冷やすことで重症化を防止できる。熱中症対策の専門家・谷口英喜氏いわく、おでこよりも首やワキ、太ももの付け根といった太い血管が通っている部分を冷やすのが効果的だ。脱水症状を引き起こすアルコールや、体温が異常に上がった場合に発熱作用がある牛乳は控え、「水中毒」を防ぐために水の飲みすぎにも注意が必要だという。

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さらに谷口氏は、「熱中症は意外なところでも起きる」と注意した。屋外だけでなく、実は冷房が効いた室内のほか、プールでも熱中症になるケースがあるのだとか。ちなみにスポーツ庁によると、2013年度からの5年間に小中学校のプールで発生した熱中症の件数は、なんと179件にも及ぶのだそう。水中では汗が蒸発できなくて熱が体内にこもり、その結果熱中症になるという。

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また、熱中症の予備軍である「隠れ脱水」にも気をつけなければいけない。隠れ脱水とは、脱水症の一歩手前で、身体に必要な水分が減っている状態のことだ。軽い歩行や運動で汗をかく屋外だけでなく、冷房をつけた室内も乾燥している場合は隠れ脱水になりやすい。「子供、高齢者、持病がある人は特に注意してほしい」と谷口氏は呼びかけた。

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なお、これら熱中症対策について詳しく紹介された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』7月22日放送回は、動画配信サービスTVerで配信中だ。

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