亡き愛犬の四十九日を過ぎても残る、天涯孤独な青年の後悔とは? 大切な存在を失った経験のある人たちに刺さるアニメ『きのこいぬ』放送開始

Ⓒ蒼星きまま・徳間書店/星鳩町きのこ研究所

かけがえのない存在を失った経験がある人なら誰もが胸に刺さるアニメ『きのこいぬ』の放送が、ABCテレビにて10月5日深夜からスタートした。唯一の家族だった愛犬の死を悔やんでも悔やみきれずに独り泣く青年に、涙が止まらない……。

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【動画】唯一の家族だった愛犬を亡くした孤独な青年。彼が夜中に目覚めると、庭で大火災が……!?

アニメ『きのこいぬ』は、シリーズ累計175万部を突破する同名漫画(著・蒼星きまま)が原作。孤独な絵本作家の青年・夕闇ほたる(CV:上村祐翔)が、自宅の庭で謎の生きもの・きのこいぬ(CV:小林大紀)と出会うところから、第1話は始まる。

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家族を事故で失ったほたるは、広い家で愛犬・はなこと1人1匹暮らし。しかし、そのはなこが17歳で死んでしまった。犬としては大往生だが、唯一の家族の死は、ほたるを悲しみの底に突き落とすのに十分だった。彼は、四十九日を過ぎてもはなこの死を引きずり、ドッグフードや首輪を片付けられないだけでなく、新作の執筆に手がつかず、サイン会中も上の空。はなこの遺影の前で、ぼんやりすることが多くなっていった。

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実は、ほたるには悔やんでも悔やみきれない心残りがあった。それは、晩年のはなこが医師から「ガンの進行が早い。この年齢だと手術は危ないでしょう」と宣告されたにもかかわらず、その晩、急ぎの仕事で少し目を離した隙にはなこをひとりで逝かせてしまったことだ。いまだに後悔しているほたるは、はなことの楽しい日々だけでなく、部屋でひとりはなこが冷たくなっていた場面や、火葬場、墓前など、悲しい思い出も夢に見るように…。そして夢から覚めた彼の頬は、涙で濡れているのだった。

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そんなほたるは、不器用に励ましてくれている様子のきのこいぬに、心の奥底に閉じ込めていた思いをあふれさせた。「はなこには、できるだけのことをしたかったのに。仕事でほんの少しの間、目を離した。その間に死んじゃったんだ……」と吐露する彼の瞳には、再び涙が……。涙にくれるほたるに、思わずもらい泣きした視聴者は多いだろう。

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自由気ままだけどなんだか憎めないきのこいぬは、悲しみの底にいたほたるの表情を少しずつ変えていく。ほたるに笑顔が戻る日は近い……のかも? なお、新アニメ『きのこいぬ』は、毎週土曜深夜2時30分よりANiMAZiNG2!!!枠で放送される。ほたると同じく、あなたの心も毎週癒されるはずだ。

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