「じゃあやれや!」「何を言うとんのや!」 米不足なのに備蓄米を出さない日本政府に、ほんこんブチギレ

連日続く深刻な米不足。日本政府は約100万トンの米を備蓄しているが、なぜ市場に放出しないのか? その理由に、お笑いタレントのほんこんは、「政治家って、国民の生命・財産を守らなアカン!」「何を言うとんのや!」などと、怒りをあらわにした。

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8月26日の会見で、大阪の吉村洋文府知事が「需給がひっ迫しているのであれば、倉庫に眠らせておく必要はない」と、日本政府に備蓄米の放出を要請したことは記憶に新しい。しかし、これに坂本哲志農林水産大臣は、「米の需給や価格に影響を与える恐れがある。放出は慎重に考えるべき」と発言。政府としては、「全国的に見れば需給にひっ迫はない。新米の生育は順調に進んでいるので、今後米不足は解消していく」と考えているのだ。

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米流通評論家の常本泰志氏いわく、「8月は政府が備蓄米を放出するには最悪のタイミング」「今から出したら相場が狂う」とのこと。この意見にほんこんは、「相場が崩れるかどうかしらんけど、政治家って国民の生命・財産を守らなアカン! 吉村さんの言う時期が(最悪)って言うたって、今(米が)ないねんから今言うでしょ!」と反論。常本氏が、「業界内では2月の段階で(米が)足りないって言われていました」と続けると、ほんこんは「じゃあ(放出を)やれや!」「何を言うとんのや!」とブチギレた。

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ちなみに経済学者・髙橋洋一氏の解説では、「“価格吊り上げ”が農水省の意図。国にはプラスだが、消費者のためにならない」とのこと。ここで髙橋氏は、「水稲作面積の10aあたりの平年収量」の年度別推移をまとめた資料を掲示し、作付面積が年々減少しているのに対して、平均収量が微増している現状を説明。さらに、「農作物というのは絞れば絞るほど、収入が増えるんですよ」「これは農水省から見れば予定通りだから、備蓄米は出さない。出したら予定が狂うでしょ」と続けた。

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ほんこんを始め、多くの出演者たちは政府の考えに納得していない様子だったが、常本氏いわく、米不足が今後解消されていくという政府の見通しは間違いではないという。「7月末から九州南部から早米がスタートして、今、近畿エリアや関東平野が刈り取り時期に入って、だんだん積み上がっていって、10月の中頃でだいたい9割近く全体の生産量がそろう」と常本氏は語り、安心するように呼び掛けた。

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なお、不安が拭えない米不足問題に関しては、9月7日に放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』で紹介された。

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教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
毎週(土)あさ9:30

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