結成6年目金魚番長はABCテレビ出禁!? 打上げでも南キャン山里に強烈ツッコミ

こんにちは、日本一陽気なオフィスレディ喜多ゆかりです。

今回は、「第45回ABCお笑いグランプリ2024」のプロデューサー下山航平氏インタビュー後編。昨年のM-1王者・令和ロマンがチャンピオンに輝き、話題となった同番組。

インタビュー後半は、「M-1グランプリ」との違いや、放送後、Xで話題となったとあの芸人さんのABCテレビ出入り禁止事件の真相について聞きました。

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【結成6年目の金魚番長が、突然ワンピース歌舞伎で登場した経緯はコチラ

――金魚番長が突然エンディングで「ワンピース歌舞伎」の恰好で登場しましたが、アニメ「ワンピース」の衣装って、いきなり発注して出てくるもんなんですか?

あれはABCテレビの美術チームの咄嗟の対応力が凄かっただけです。大会が進行する裏で赤いTシャツの袖を切って急遽ルフィ用の衣装を作ったり、ありったけの刀っぽい小道具をかき集めたりとかなり大変だったと聞いています。

僕は大会中、審査員席の裏にいたのですが、麦わら帽子と刀数本を持った美術部員が舞台袖にダッシュで向かうのが見えて「あれ?こんなコントあったっけ?」って一瞬パニックになったのを覚えています。

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――スタッフも金魚番長にワンピース歌舞伎をやらせてあげたいという愛ですね。

全然そんなことないです(笑)ただ「どうせやるなら本気で」というのは各セクションであったんじゃないですか。歌舞伎の隈取メイクもABCのメイクさんが相当ハイクオリティに仕上げてましたし。僕は大会が終わるまで状況が分かってなかったので「金魚番長よくここまで準備してきたな」と感心していたんですが、打ち上げでABC美術が金魚番長のためにフル稼働していたと知りまして。賞レースの本戦以外の部分で混乱を招いた金魚番長は「出禁です」みたいなやり取りがありましたね。もちろん冗談ですよ。箕輪さんは帰り際に「ウィーアー!」って去って行きましたんで全く反省してないと思います。

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金魚番長の鋭いツッコミが山里亮太にも!? すごい打ち上げ

――決勝メンバーの芸人さんがSNSに打ち上げの様子を結構つぶやいていましたね。どんな雰囲気でしたか?

「ABCお笑いグランプリ」は大会終わりに決勝進出者の芸人さんとスタッフで打ち上げをするのが伝統でして。打ち上げにスタッフが参加させてもらえるのは非常にありがたく、芸人さんと色んなお話ができるし、今後違う番組でご一緒させていただくこともあるので、こんな幸せな場はないなと毎年感じています。

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――どんなお話をするんですか?

打ち上げの序盤はMCの山里さんも来てくださって「あのネタすごかったね!」「どうやって作ったの?」「普段は誰と飲んでるの?」など決勝進出芸人と代わる代わる交流されている感じでした。山里さんが帰られたあとはテーブルごとに芸人さんの色が分かれている印象で、笑いについて熱く語り合うテーブルもあれば、ひたすらご飯を食べ続けるテーブル、喫煙者が集うテーブル。そこにスタッフがちょこんと同席させてもらう、本当に贅沢な空間だと思います。

優勝した令和ロマンはABEMA配信や取材があって遅れて参加してくれたのですが、2人が王者然として登場すると、みんなで「帰れー!」みたいなノリがあったり。

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あと、山里さんが次のお仕事で急にササっと帰る感じになったのですが、そこでも金魚番長の古市さんが「おい慌ただしいな!」って言って笑いになってました。山里さんにそんなこと言えるの凄いですよね。結局山里さんもササっと立ち上がった割にタクシーがまだ来てなくて座り直したのをみんなでヤイヤイ言ったりと、終始和やかなムードでした。

――金魚番長の出番のあと、審査員を務めたハイヒール・リンゴさんとのやりとりも漫才を見ているみたいで面白かったです。

ネタ終わりの平場が盛り上がるのは、近くに山里さんがいてくれる安心感が非常に大きいと思っています。以前のセットはM-1と同じ位置関係で、審査員席は観客を挟んで反対側にあったのですが、山里さんがMCになってから審査員席を上手側に移動して【MC席】【芸人】【審査員】を横並びにして、一つのステージみたいにしたんですよね。何を言っても山里さんが拾ってくれるので近年は平場が奔放過ぎるくらいです。

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山里さん、大阪開催だった準決勝を見に来てくださったんですよ。東京での仕事終わりにわざわざ駆けつけてくれて。南海キャンディーズさんは「M-1グランプリ」で全国区になったイメージですが、その前に「ABCお笑い新人グランプリ」で優秀新人賞を獲っているんですよね。そのことを今でも大切に思ってくださり、そんな方に今こうやってMCを務めて頂けているのがとても嬉しいです。

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――大会の雰囲気も以前に増して明るく楽しい感じになりましたよね?

もともと成人の日に開催だった「ABCお笑いグランプリ」が夏開催になったときに、先輩がMCや審査員の方に浴衣を着てもらう夏祭りテイストの楽しげな演出に踏み切ったんです。当時は異質でしたが、年々賞レースが増えてきた中で「ABCの色」として段々と馴染んできたなーと。そして今年、金魚番長のワンピース歌舞伎を見て、結果論ですけど「この雰囲気がABCお笑いグランプリなんだ」と思いました。何が起きても救ってくれる山里さんと自由奔放な若手芸人たち。「M-1」とはまた違う、賞レースなのにみんなが好きにお笑いをやっていい場というか。今年は1つ答えが見えた感じがしました。

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第45回ABCお笑いグランプリは、ABEMAにて見逃し配信中。

▼筆者プロフィール 喜多ゆかり 元ABCアナウンサー。現在は“日本一陽気なオフィスレディ”として取材・インタビューなども執筆。

番組情報

第45回ABCお笑いグランプリ2024
決勝7月7日(日)ごご1時55分

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