“NEXTエッフェル姉さん”爆誕の可能性…議員が海外視察先で昼酒&観光、報告書は作成義務ナシ!?
SNSで大炎上した「エッフェル姉さん問題」並みに衝撃的な、地方議員の海外視察の実態が明らかになった。旅費に巨額の税金が使われているにもかかわらず、議員が視察先で昼から飲酒や観光を楽しんだ事例があったほか、報告書の提出義務がない都道府県があるらしいのだ。
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海外視察の問題といえば、2023年7月に自民党女性局が行ったフランス視察研修が記憶に新しい。女性議員たちがエッフェル塔前で撮影した“エッフェルポーズ”写真が、「ただの観光旅行」「税金の無駄遣い」などとSNS上で批判されたのだ。
国民の批判は、11月の香川県議の海外視察にも殺到した。当初、議員が乗る飛行機はビジネスクラス、宿泊先のホテルは1泊6万6000円で、1人あたりの旅費は263万円と超高額だったのだ。しかし、批判後の変更内容は以前のものと差がなかった。飛行機の費用は1人あたり56万円削減したものの、ホテルは1泊3万3000円~4万4000円、1人あたりの旅費は188万円だった。
香川県議の問題はこれだけではない。1000万円近くかけた2017年6月の海外視察で、なんと議員たちは昼間から飲酒や観光を楽しんだだけでなく、帰国後に“コピペ”疑惑がある報告書を作成したのだ。なお、高松地方裁判所は「実質的には海外視察に名を借りた観光であったと言える」と判決を下し、議会に旅費601万7537円の返還を命じた。
元衆議院議員・宮崎謙介氏によると、「一部の議会は視察に行っても報告書を作る義務がないため、“ただの観光旅行”になりがち」なのだとか。こうした一連の実態を一般企業に置き換えて考えると、非常に不思議な話だ。社員は報告書を提出するのも成果を出すことも当たり前なのだから。そのためスタジオ一同は、「報告書がなかったら民間の人にどうやって落とし込むねん」「最悪」「これ、バレないと思っているんですか?」などと不満をもらした。
なお、地方議会の海外視察の実態について紹介された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』4月20日放送回は、動画配信サービスTVerで無料配信中。ほかにも同放送回では、SNSの詐欺広告の問題や、いまだに争いが続く中東の状況についても学べる。