30代半ばの頃に1300万円費やした『ポツンと一軒家』 限界集落で暮らす家主はあの一族の末裔だった!?
岡山県の山奥の限界集落にポツンと佇む一軒家の家主は、歴史的に有名なあの一族の末裔だった!? 家主は、愛する故郷を守り続ける覚悟を30代半ばの頃に決めて、生家である“ポツンと一軒家”を1300万円かけて建て直したという。「限界集落の最後の住人」として妻と一緒に暮らす男性の郷土愛にグッとくる……!
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岡山県のポツンと一軒家の家主は、73歳とは思えないほど元気な男性だ。彼が祖母から聞いた話によると、ポツンと一軒家がある土地には、「平家か源氏か知らんけど、その落人が(戦から)逃れてきて住み着いた」歴史があるのだとか。今から70年ほど前までこの地は7軒の民家が点在する集落だったが、現在は男性とその妻だけしか住んでいないという。「私がいなくなったらあといません」「消滅集落です」と、73歳男性は自嘲気味に語ってくれた。
もともと茅葺屋根の家だったポツンと一軒家を、39年前に現在の立派な家に建て替えたという73歳男性。建て替え当時、男性は30代半ばで、その費用はなんと約1300万円だったというのだから驚きだ。「家を建て替えた時には、最後までここの部落をお守りするかなという気持ちだった」と男性は当時を振り返り、限界集落ごと最後まで見守る決意をした理由について「小さい時からの愛着」だと明かした。
73歳男性が70歳の妻と余生を過ごすポツンと一軒家には、独立した彼らの娘たちが孫を連れて定期的に遊びにくる。男性には、愛する娘や孫のそばで暮らしたい気持ちもあるが、「限界集落の最後の住人」としてこの土地を守るため、山を下りるつもりはないそうだ。そんな男性の覚悟に、「最後まで自分が守り抜くってカッコイイですよね」「故郷を大事にしたいなって思った」といった声がスタジオからあがった。
なお、岡山県の限界集落のポツンと一軒家は、バラエティ番組『ポツンと一軒家』3月24日放送回で紹介された。動画配信サービスTVerでは、同放送回を無料配信中だ。